妊活中の意外な落とし穴!妊活中の運動と食事
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新宿加藤鍼灸院・整骨院グループブログ
2019.08.30
鍼治療
妊活中の意外な落とし穴!妊活中の運動と食事
『新宿加藤鍼灸院・整骨院グループブログ』をご覧くださり、ありがとうございます。
当院には、妊娠・出産を希望する患者さんが来院されます。今はインターネットや雑誌、書籍などで多くの情報を得ることができますので、来院前から妊活に必要な身体作りなどにも積極的で、運動や食事、睡眠に気を配っている方も多いです。「やれることは何でもやりたい」というお気持ちなのだと思います。
実際にお話を伺うと、多くの方がとても頑張っていらっしゃるのが伝わってきます。一方で、その頑張りが逆に落とし穴になっていることもありました。
豊富な情報の中から、自分に合ったものを取捨選択するのは容易ではありません。中には間違った情報もあり、日々、真剣に悩む患者さんと接している立場からすると心が痛みます。そこで、今回は東洋医学に長くかかわり、多くの不妊治療に携わってきた立場から、妊活中の過ごし方、気を付けたい生活習慣についてお話します。
【妊活中の運動】たくさん運動をした方がいい?
雑誌を開くと、「妊活中は運動をしましょう」と必ずといっていいほど書いてありますね。確かに、室内でジーっとしているのはよくありません。同じ姿勢を長時間続けていると、自覚がない場合でも、筋肉がどんどん硬く、太くなり、筋の間を走っている神経や血管を締め付けてしまいます。
神経が麻痺すると、その神経に支配されている身体の機能は低下し、血管が圧迫されると血流が悪くなります。つまり、卵巣に十分な血液(栄養)が行き届かなくなり、女性ホルモンのバランスが崩れ、卵胞の育ちが悪くなり、妊娠が難しくなるのです。
だから、当院でも適度な運動をおすすめしています。ここでのポイントは、「適度な運動」です。女性ホルモンは、運動をしすぎるとストレスホルモンに、適度な運動でも男性ホルモンに作り替えられてしまい、女性ホルモンの不足を招きます。ご注意ください。
妊活中の運動としておすすめは、15分程度の軽い体操(ストレッチやヨガ)やウォーキングなどの有酸素運動です。翌日に疲れが残らない程度を目安に行いましょう。涼しい時期は、スーパーまで歩いて行ったり、一駅分ウォーキングをしたり、日常生活の中に上手に運動をする時間を取り入れると続けやすいと思います。暑い時期や寒い時期は、外出が億劫になりがちですので、テレビを観ながらストレッチやヨガをするなど、自分に合った方法を取り入れてみてはいかがでしょうか。
ちなみに、妊娠した後は、経過が順調であれば安定期からは積極的に運動しても大丈夫です。むしろ、出産・育児という重労働に備えて体力をつけておくことをおすすめします。適度な運動は気分転換にもなるでしょう。
【妊活中の食事】ミネラルと葉酸の摂取以上に大事なこと
妊活中の方は、「このサプリメントがいい」「○○をたくさん摂取した方がいい」、そんな情報が気になることと思います。
でも、当院では患者さんに「サプリメントや身体によい食べ物などの情報は、あまり気にしすぎないでください」とお伝えしています。いつもの食事に、焼き海苔(全形サイズ1枚)をプラスすれば、最低限の亜鉛などのミネラルと葉酸はとれます。
「これも食べなきゃ」「あれも食べなきゃ」と思い込み、ストレスになるのが一番よくありません。無理をせずに続けられる食習慣を心掛けていきましょう。
「加藤式不妊治療」の基本的な考え方
ここまで頑張ってこられた方にとって、運動は適度に、食事は気にしすぎないでという話は少し拍子抜けしてしまう内容だったかもしれません。そこで最後に当グループの不妊治療に対する考え方をご説明させてください。
「加藤式不妊治療」では、女性の妊娠のために必要な条件は、「高い基礎体温」「全身の筋肉の凝り(コリ)の解消」「生理の正常化」の3つであると考えています。当院では鍼で筋肉の凝り(コリ)を解消して全身の血行を正常化し、漢方薬で脳や内臓の働きを活性化させ、血行を促進することによって体温を上昇させていきます。この「外側から鍼、内側から漢方薬」という当院独自の副作用のない自然療法によって身体の機能を高めることで、若い世代はもちろん、多くの40代の方の妊娠につなげています。
当院の治療方法は、鍼灸師であり、薬剤師資格をもつ当院院長が、鍼と漢方薬を中心とした東洋医学の臨床経験と、薬学部生薬研究室とハンガリーへの医学部留学で身につけた最新の西洋医学知識を組み合わせて完成させました。
30才前後の若い世代の方々では1ヶ月未満で妊娠されている方が何人もいます。また、生理不順で50~60日に一度生理が来る方で新たに生理が来る前に妊娠される方もいます。
詳しくは、以下のページもご覧ください。 ▼加藤式「不妊・不育治療」とは(施術内容) |
女性、男性問わず、今、不妊に悩み、困難に直面されている方のお役に立つことができれば幸いです。どんなお悩みにも真摯に向き合い、現状と今後について丁寧にご説明いたします。まずは一度、ご相談ください。