痛みの原因となる筋肉の凝りを根本から取り除く独自の精神疾患治療を行います

Neurosis / mental illness

神経症・
精神疾患

うつ病/統合失調症/双極性障害

「こころの病」や神経症の原因となる
筋肉の凝り等を取り除く当院独自の
治療法で、身体を正常な状態へと導きます。

神経症・精神疾患

気分が落ち込んだり、行動意欲が失われたり、激しい不安に見舞われたり、集中力が低下したり……。ストレスの多い現代社会において、多くの方がこころの病を抱えています。うつ病、双極性障害、統合失調症、パニック症候群が代表的な「精神疾患」と言われています。

「神経症」は主に心理的原因によって生じる心身の機能障害の総称であり、精神疾患とは異なります。神経症は器質的な病気によるものではなく、健康な人が普段から体験するような、心や身体に対する感覚や感情が行き過ぎたものともいえます。当グループでは、鍼・整体と漢方薬とでこれらの疾患を改善させてきた実績があります。

現在、広く行われている精神疾患の治療のひとつは「薬物療法」です。

脳の調整機能に働く抗うつ薬の一種であるSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害剤)をベースに、 パニック発作が起こりそうなときは抗不安薬を使い、不眠時には鎮静剤や睡眠導入剤が一般的によく使われています。

しかし、長期間服用すると薬物耐性により抗うつ剤、抗不安薬、鎮静剤や睡眠導入剤の効果が弱くなり、不安が増したり、まったく眠れなくなったりすることもあります。不眠などの「からだの症状」は筋肉の緊張(凝り)を促進させ、その結果、自律神経が圧迫され「こころの症状」を加速する悪循環に陥ってしまいます。このとき、血管も圧迫されますので、内臓の機能低下なども引き起こします。

また薬は長期間服用すると、身体が薬に依存してしまい、薬を断つのが難しくなるという側面があります。その結果、長期間副作用に悩まされることになるのです。

当院では、この悪循環を改善するために、長年の研究で考案した治療法により、血行を良くし、身体の凝りを取り除きます。使用するのは、副作用のない鍼・整体・漢方薬。一人ひとりの症状や原因に合わせ、しっかりとカウンセリングを行った上で、ピンポイントの治療と漢方薬で断薬に導き、悪い症状をなくします。

各疾患の特長

うつ病

うつ病とは、脳に機能障害が起きている状態です。詳しいことは分かっていませんが、脳内で情報伝達を担う「神経伝達物質(セロトニンやノルアドレナリンなど)」が何らかの要因により、機能が低下し、情報伝達にトラブルが生じている状態だと考えられています。

その結果、気分が重い、憂鬱、眠れない、食欲がない、そんな状態が続きます。健康なときであれば、私たちには自然治癒力が備わっていますので、時間とともに気持ちの面も元気になりますが、脳に機能障害が起きていると、自力で改善することが難しく、悪化してしまうこともあり、「病気」として治療が必要です。

うつ病は、うつ状態だけがみられるため「単極性うつ病」とも呼ばれます。うつ病は気分が落ち込んだり、思考力が落ちたりといった精神的な症状だけでなく、食欲不振や睡眠障害、頭痛、肩こりといった身体的な症状が現れる場合もあります。こうした症状が2週間以上続いたらうつ病と診断される可能性があるでしょう。ただし、これらはあくまでも目安のひとつです。おかしいなと感じたら、自己判断せずに専門家にご相談ください。

双極性障害(躁うつ病)

うつ病がうつ状態が続くのに対して、双極性障害はハイテンションで活動的になる躁状態とうつ状態を繰り返すのが特徴です。気分障害のひとつで、「躁うつ病」と呼ばれることもあります。躁とうつの症状は、数カ月間隔であったり、数年単位であったりと、個人差があり、躁状態から突然うつ状態になることもあります。躁の状態のときは、自分では気分が良いため病気であることに気付きにくいのですが、周囲から見ると無謀な行動をとっているなど「何かおかしい」と感じる場面もあるでしょう。

双極性障害の原因は明らかになっていませんが、遺伝的な要素が大きいとも言われており、性格や過労、ストレスが加わることで発症するとされています。

統合失調症

幻覚や妄想といった陽性症状(健康なときにはなかった状態が現れること)と、意欲の低下や感情表現が少なくなるといった陰性症状(健康なときにあったものが失われる状態)が出るのが総合失調症です。原因は明らかになっていませんが、遺伝的な要因が強く関与しているとされています。

幻覚の中でも、周りに誰もいないのに声が聞こえる「幻聴」はよく見られる症状です。実際にはない悪口が聞こえたり、脅すような内容であったりすることが多いです。妄想の内容はあり得ないことが多いものの、本人は現実だと感じていますので、自身で病気であることに気付くのは容易ではありません。

こうした陽性症状に加えて、陰性症状も見られるため、人付き合いを避け、家に引きこもりがちになる傾向があります。

パニック障害症

パニック障害は、突然何の前触れもなく起きる、激しい動悸やめまいといった「パニック発作」から始まります。死を意識するほどの苦しさで病院に駆け込みますが、検査をしてもどこにも異常がなく、症状はすぐに落ち着きます。このため苦しいのに周囲から理解されにくく、辛い思いをすることも少なくありません。

パニック発作が繰り返し起きると、また発作が起きるのではないかと心配になります。これが「予期不安」と呼ばれる症状です。中には不安から仕事を辞める方もいます。そして発作が起きたときに助けが得られない状況を避ける「広場恐怖」という症状が現れます。一人で外出するのが難しくなったり、電車に乗るのが怖くなったり、恐怖を感じる場所はそれぞれですが、広場恐怖の症状が強くなると引きこもりがちになり、日常生活に影響が出てきます。

西洋医学における一般的な治療法

現在主流となっている西洋医学での一般的な治療法には以下のようなものがあります。当グループでは薬物療法から早く離脱できるようサポートしていく治療を行っており、その治療方針、方法については次項でご説明いたします。

うつ病

うつ病の治療は、「休養」「薬物療法」「精神療法、カウンセリング」の3つが基本です。脳をしっかりと休ませるために「休養」は欠かせません。そのうえで脳の機能を改善して、症状を軽減させるために、多くの場合、抗うつ薬による治療が進められます。抗うつ薬を用いることで、セロトニンやノルアドレナリンなどの神経伝達物質が有効に機能するように働きかけます。抗うつ薬の効果が出始めるのは、服用後2週間ほど経過してからと言われていますので、一定期間飲み続けることが必要です。うつ病が再発しないように自分の思考パターンや行動パターンを見直すために行われるのが精神療法、カウンセリングです。

うつ病の治療は、良くなったり、悪くなったりを繰り返しながら、少しずつ改善していきますので、ある程度時間がかかります。個人差も大きいですが、4カ月~6カ月ほどで回復し、その後1年ほどかけて再発を予防するステージを進めます。根気強く治療をしていくことが大切とされています。

双極性障害(躁うつ病)

双極性障害の治療は、薬物治療を基本として、必要に応じて精神療法的なアプローチを行います。躁状態のときは、気分安定薬を中心に処方。血中濃度を測りながらその人に合う投与量を決めなければいけない薬もあります。このため定期的なモニタリングが必要です。うつ状態のときは気分安定薬を十分量服薬することが重要で、うつ病のときに使用する薬とは違うものを用います。

双極性障害の場合の精神療法的なアプローチは、こころの悩みとは違うため、一般的なカウンセリングではなく、自分の病気を知り、受け入れ、病気をコントロールできるようになるための助けになるものです。躁状態のときは気分がいいため病院の受診を怠りがちで、結果的に病気が悪化してしまうこともあり、患者自身の病気への理解が欠かせません。また、双極性障害は再発率が90%以上とも言われるほど、再発率が高く、慢性化しやすいため、精神療法を行い自分で再発の可能性に気付き早期治療を始めることができれば非常に有効と言えるでしょう。

統合失調症

総合失調症の治療は、薬物治療と心理社会療法を組み合わせて行い、症状を緩和することで、社会復帰を目指します。症状を抑えるために抗精神病薬を用い、補助的に抗不安薬や睡眠薬、抗うつ薬、気分安定薬なども使われます。症状の安定とともに、薬の減量や中止をはかりますが、その判断は専門家でも難しいのが現状です。

専門家と話をしたりリハビリテーションを行ったりするのが心理社会療法です。状況に応じて、外来もしくは入院して治療を行います。総合失調症は再発しやすいため、心理教育を受け、病気や治療に関する知識を身につけることが重要です。加えて社会生活や対人関係のスキルを回復する生活技能訓練(SST)や生活機能の回復を目指す作業療法なども行われます。

パニック障害

パニック障害の治療は、薬物療法と認知行動療法が中心です。薬でパニック発作を抑え、予期不安や広場恐怖をできるだけ軽減させます。主に使われる薬は、SSRIなどの抗うつ薬と、ベンゾジアゼピン系の抗不安薬などです。効果をみながら、薬の量や回数、種類を調整します。

薬により症状が落ち着いたら、避けていた場所への外出などに挑戦することで、発作を起こすことなく行動できる範囲を広げていく認知行動療法を行います。

当院での治療法

精神疾患の症状の一部は神経伝達物質の働きの乱れにより起こることが分かっています。この神経伝達物質とは、私たちの脳内で細胞から細胞へ情報を伝える部位「シナプス」の間を行き来するものです。うつ病はセロトニンやノルアドレナリンという神経伝達物質の働きが弱まっているとされ、統合失調症の被害妄想はドパミンという神経伝達物質の働きが強くなりすぎているとされています。

これらの神経伝達物質は脳内で作られ、アミノ酸から合成されています。つまり、血管を通じてアミノ酸を脳へしっかりと供給する必要があるのです。内臓から脳へ血液を送るのは、首の周りにある4本の動脈。この動脈は、肩こりや首こりがあると、血管が細くなってしまい、十分なアミノ酸を供給することができません。そこで、鍼を使うことで肩こりなどのコリを取り、この血管を広げます。

患者様のご希望や症状によっては、漢方薬の服用とあわせて治療を行っていきます。
当院ではストレスが原因で発症した症状はもちろん、なんとなく体調が悪いなどの未病も積極的に取り除きます。精神科の薬で治らなかった方が受診され、鍼や漢方薬による治療で改善されている事例や薬をやめることに成功した事例もございます。
つらい症状にお悩みの方は、ぜひ当院にご相談ください。一緒に完治に向け治療してまいりましょう。

効果が期待できる症例の一例

うつ病、統合失調症、双極性障害、パニック症候群(パニック障害)、不安神経症、恐怖症強迫神経症、パーキンソン病予防、脳卒中後遺症、自律神経失調症、めまい、不眠症、過眠症、精神不安、イライラ・焦燥感・のどの詰まる感じ、ノイローゼ、ヒステリー、抑うつ神経症、神経衰弱、心気神経症、離人神経症、非特異型神経症、多発性円形脱毛症など

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