糖尿病や性病、男性不妊などの症状の改善を目指します
Reproductive and urological diseases
生殖泌尿器系疾患
男性不妊/前立腺肥大症/尿(糖尿病・血尿)に関わる
症状/性病
生殖泌尿器系の疾患は、その性質上、
男性の長い人生設計に関わってくる疾患といえます。
そのため、当院では、なによりも患者様のお気持ちに
寄り添った診断と治療を第一に考えています。
生殖泌尿器系疾患とは?
生殖泌尿器系疾患には男性不妊、前立腺肥大症、糖尿病や性病などがあります。
いずれも部位が部位なだけに多くの方が「恥ずかしい」、「人に相談しにくい」と感じる疾患で、人知れず悩みを抱えている場合も多く見受けられます。しかし、どの問題も日々の生活はもちろんのこと、長い人生設計にもかかわってくる疾患ですから、症状の改善のために正しい診断と治療を受けることをおすすめします。
施術はごく短時間で済み、お身体への負担も軽いものですので、どうぞご安心ください。当院では皆様のお気持ちに寄り添った診断と治療を第一に考えています。何かご不安なことがありましたら、気兼ねなくご相談ください。
こんな生殖泌尿器系の症状の方に
男性不妊
かつて男性不妊はその言葉自体があまり知られておらず、「不妊の原因は女性にある」という考え方が強い傾向にありましたが、そうした考えは過去のものになりつつあります。
当院では、鍼治療と漢方薬を中心に治療を進めていきます。鍼治療で、凝り固まってしまった筋肉を鍼でほぐし、血管にゆとりをもたせ神経の圧迫を緩和させます。そうすることで臓器の機能が改善され、ストレスの緩和やホルモンバランスが整います。加えて、男性不妊専用の漢方薬を用いて、血流の改善、意欲向上、精力増進、奇形精子の減少を目指していきます。
1998年には世界保健機構(WHO)が男性不妊を原因とする場合を48%、女性不妊を原因とする場合を65%と発表しています(男性のみを原因とする場合は24%、女性のみを原因とする場合は41%、男女ともを原因とする場合は24%、原因不明11%)。
つまり、不妊を女性だけのせいにするのは誤った考えであり、男性のみに原因がある場合も、男女ともに原因がある場合も往々にしてあり得るのです。
男性にも原因があると考えられるようになったことで、男性不妊のメカニズムも少しずつわかるようになってきました。原因はわからず特効薬もないとされていましたが、男性不妊への理解と治療法にも少しずつ光が見えるようになっています。
精液所見においては精子数や精子運動率、精子直進率の改善が重要になってきますが、当院でもこれらの改善例が多数ございますので、ぜひご相談ください。
なお、精子所見は特性上数値の変動が激しいため、複数回の検査が必要になります。複数回の検査を経た結果、基準値を下回ることが多い場合に乏精子症と診断されます。自然妊娠しやすいといわれる数値は精液1mLあたり4000万個以上、総運動率50%以上の精子といわれています。ただ、この数値を下回る場合でも自然妊娠されるケースもございますので、その他の不妊原因や年齢、ライフスタイルなどを総合的に鑑みながら治療にあたることが大切です。なお、精子濃度・精子運動率・正常形態率などで、3つとも低い場合を「OAT症候群」といいます。
精液検査の標準値
精液 | 1.5ml以上 |
---|---|
pH | 7.2以上 |
精子濃度 | 1ml中に1500万以上 |
総精子数 | 1ml中に3900万以上 ※3900万未満の場合は乏精子症 |
精子運動率 | 40%以上 ※40%未満の場合は精子無力症 |
正常形態精子率 | 4%以上 ※4%未満の場合は奇形精子症 |
前立腺肥大症
前立腺肥大の原因は50歳から年齢が上がるにつれ患者数が増えることから、加齢による男性ホルモンの働きが関与していると考えられていますが、実際は射精の頻度が減少するためです。
下の参考記事は、前立腺がんに関する記事ですが、前立腺がんのリスクを下げることが、同時に前立腺肥大症の予防にもつながるため、ご紹介します。
(参考記事)前立腺がんになりやすい人の特徴や原因リスクについて |がん治療の情報サイト(がんブログ.jp)
https://ganblog.jp/cancer-commentary/prostate-cancer/prostate-cancer-features-risks/
男性の生殖器の一つである前立腺は、膀胱の出口で尿道を取り囲むように存在しています。前立腺が大きくなると、尿道や膀胱を圧迫。結果として、尿が出にくくなり、こうした症状を「前立腺肥大症(ぜんりつせんひだいしょう)」と呼びます。前立腺の大きさは、クルミぐらいであるのが通常ですが、肥大すると卵より大きくなり、症状が進むと尿が全くでなくなることもあります。
前立腺肥大症になると、前立腺がんに変化するのではと心配される方もいますが、前立腺肥大症は良性の疾患であり、がんに変化することはないといわれています。しかし前立腺がんが原因で前立腺肥大症になる可能性はあるとされています。
前立腺肥大症に見られる症状は「排尿症状」「畜尿症状」「排尿後症状」の3つです。
排尿症状
尿が出にくいといった症状です。尿の勢いが弱かったり、尿を出したいのになかなか出なかったり、排尿の途中で尿が止まったり、力まないと尿が出なかったりします。
畜尿症状
頻尿をはじめとした尿をためることに関連した症状。頻尿に加えて、急に我慢できないような強い尿意を感じる症状(尿意切迫感)がある状態を「過活動膀胱」といい、前立腺肥大症の5~7割の患者さんがこうした症状を訴えます。
排尿後症状
排尿した後に出る症状のこと。排尿後なのに、「すっきりしない」「尿が残っている感じがする」といったことがあげられます。
当院の前立腺肥大症の治療法
加齢により柔軟性が低下した筋肉を鍼治療により血行改善を促します。そして鍼と漢方薬によって、できる限り射精する事を可能にしましょう。また、漢方薬を服薬いただくと、身体の中から血行が改善するとともに、膀胱などの臓器が柔らかくなるため、頻尿対策としても効果的です。
尿(糖尿病・血尿)に関わる症状
尿に関わる症例は私達が日々どれだけ健康で快適に過ごせるかという問題に直結しています。
多くの方が「歳だから仕方のないこと」と諦めてしまう傾向にあります。当院では鍼治療だけでなく漢方薬による治療法も行っていますので、そちらをご検討いただけます。
糖尿病
当院では現在行っていただいている治療に加えて、鍼治療・漢方薬をおすすめしています。糖尿病は生涯にわたり治療が必要ですが、多くの患者さんの障害となる壁の一つに、心理的なストレスがあります。長期にわたる食事療法は、食べたいという欲求を抑えるため、始終イライラしてしまい、かえって過食を招くということがありえます。
治療の中心はあくまでバランスのとれた食事と適度な運動です。鍼と漢方薬はHbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー:血糖検査や健康診断で測定する項目のひとつ)と合併症の改善に優れた効果を発揮しています。血糖値が低下することでホルモンバランスが改善されるため、イライラや不安感を軽減するため気持ちが安定し、自己管理がしやすくなるメリットがあります。
糖尿病には生活習慣とは関係なく発症する1型糖尿病、生活習慣や遺伝などによって発症する2型糖尿病があります。糖尿病の治療には食事療法や運動療法のほか、血行障害の改善にも取り組む必要があります。
最も気を張らなくてはならない血糖のコントロールについては、インスリン抵抗性改善薬やインスリン分泌促進薬、食後高血糖改善薬などのお薬によって治療が行われます。ただ、その効果には個人差があり、飲む薬の量が増えるだけで症状が緩和されないケースもあります。
血尿
血尿が出てしまう原因には腎臓疾患、腎炎、慢性腎臓病、腎盂炎、腎結核、腎結石、尿路結石、腎腫瘍、特発性腎出血、ウイルソン病などがあります。
血尿が出るということはこうした病気のサインともいえるでしょう。腎臓や輸尿管、尿道に何らかの問題が起こっていると認識し、お早めに診断を受けることが必要です。症状にはよりますが、当院での漢方薬による緩和も目指せます。
性病の治療
性病はもちろん主に性行為によって細菌、真菌、ウィルスなどの病原体が感染する事が原因ですが、喫煙、ストレス、寝不足、偏った食事、運動不足などの生活習慣の乱れなどによる、免疫力の低下によって症状があらわれやすくなると考えられています。
近年は薬剤耐性菌なども増えたことで薬剤での治療が難しいケースも出てきており、病原体に直接はたらきかける治療だけでなく免疫力を高める治療も必要になっています。当院では、独自の鍼治療とオリジナル漢方薬によって免疫力・治癒力を高めることが可能です。鍼で筋肉のコリをとる事で血管や神経の圧迫をゆるめて血流を良くし、漢方薬で内臓の機能を活性化して免疫力を高めます。
効果が期待できる症例
男性不妊にかかわる症例
乏精子症、精子無力症、奇形精子症、OAT症候群、ED(勃起不全)、血精液症
生殖器・尿にかかわる症例
前立腺肥大症、糖尿病、尿潜血(血尿)、尿路結石症、腎臓結石、尿路感染症、膀胱腫瘍、慢性糸球体腎炎、急性糸球体腎炎、家族性良性血尿、尿蛋白、慢性糸球体腎炎、糖尿病性腎症、高血圧性腎症、良性蛋白尿、甲状腺機能亢進症、 腎臓・尿路の感染症、腎盂腎炎、膀胱炎、前立腺炎、尿失禁(腹圧生尿失禁、切迫性尿失禁、機能性尿失禁)、夜尿症、心因性インポテンスなど
性病にかかわる症例
淋病、カンジタ、クラミジア、ヘルペス、トリコモナス