増えている男性の冷え症～男性不妊の原因になることも

『新宿加藤鍼灸院・整骨院グループブログ』をご覧くださり、ありがとうございます。

各地でクリスマスなどを彩るイルミネーションの点灯が始まり、幻想的な光の演出にうっとりする季節になってきました。夜の外出がより楽しくなりますね。風邪などひかないように暖かくしてお出掛けください。

さて前回は、女性に向けて冷え症の話をしましたので、今回は男性の冷え症についてです。

増えている男性の冷え症

以前は、「冷え症」イコール女性の悩みのひとつでした。それが最近は、若い男性や働き盛りの男性でも冷えを訴えるケースが増えています。中には、低体温の状態が当たり前になりすぎて、自分では気付いていない男性も……。

一般に西洋医学では、冷えを病気とは見なしませんが、東洋医学、漢方医学では「冷え性は未病、病気のサイン」と考えます。だから東洋医学では「冷え性」ではなく、「冷え症」と表記し、当グループでも治療すべき疾患として向き合っています。

特に若い男性に知っておいてほしいのは、「冷えは、男性不妊の原因の一つである」ということ。男性ホルモンの分泌量が減り、精子の数、精子の運動率、卵子へ向かう直進率が低下してしまうのです。

男性ホルモンが大きく不足してしまうと、やる気や意欲が低下したり、イライラしたり、不眠になったりと、日常生活にも影響があります。当然、集中力が落ちたり、判断力や決断力に影響したりと、仕事の面でも大きなダメージがあるでしょう。

そして働き盛りの男性の冷えは、最近、耳にすることが増えてきた「男性の更年期障害」につながる可能性があります。40歳を過ぎると、男性ホルモン（主にテストステロン）は少しずつ減少していきますが、冷えがあるとさらに分泌量を減らすことになります。20歳から30歳までの間に男性ホルモン量が半分になり、40歳までにもさらに減少。50代で男性更年期障害……ということにもなりかねません。

女性の更年期障害は、年とともに回復しますが、男性の場合は男性ホルモンの減少が原因ですので放っておいても良くなりません。治療が必要です。

男性ホルモンは仕事によるストレスや疲労によっても影響を受け、正常な状態の10分の1以下にまで減少してしまうことも。早め、早めにケアしておきたいですね。

原因は、運動不足？

最近、男性の冷え症が増加しているのは、生活スタイルが変わり、デスクワークなど長時間同じ姿勢を続けることが増えたことも多少影響しています。

それならば、男性の冷え症の原因は運動不足にあるのではと考えるかもしれませんが、そう単純な話ではないのが難しいところです。実は、プロのアスリートでも身体の表面が非常に冷たいという人がいます。

男性の場合も、女性と同様、冷えの根本的な原因は、身体の深部のコリ。神経や血管が締め付けられることになり、血流が悪化し、冷えへとつながります。冷えた足先を血液が通ると、血液が冷え、それが身体をめぐりますので、より一層身体が冷えてしまうという悪循環が生まれてしまうのです。

詳しくは以下をお読みください。

筋肉の深部のコリを取ることで、ケガ予防にも！

当グループでは冷え症の治療には、身体の芯から温めることが必要だと考え、筋肉の深部のコリを解消するのには「鍼」を使い、体内の化学反応を活発にするために「漢方薬」を併用します。男性は女性と比べて筋肉量が多いため、短期間の治療で効果が見込めます。

詳しくは以下をお読みください。

筋肉の深部にコリがあると、神経が圧迫されている状態ですから、運動機能にも影響があります。だからアスリートはもちろんのこと、一般の方も、鍼治療を行い深部のコリを取り除くと本来の可動域を取り戻し、ケガの予防にも効果があるでしょう。

多くの場合は、ケガをした後に治療に訪れますが、予防できるならそれにこしたことはないですね。身体の調子を整えるために、定期的に通っている方もいらっしゃいます。お気軽にお立ち寄りください。皆さまの日々の健康のお手伝いができれば幸いです。

インターネットもしくはお電話でのご予約を受け付けています。

当日は、落ち着いた個室をご用意してお待ちしていますので、どうぞリラックスしてお越しください。問診票をご記入いただき、治療内容や料金についてご説明します。不明点やご不安な点がありましたら、遠慮なくお申しつけください。