日本人の女性に合う、今日からできる冷え症対策
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新宿加藤鍼灸院・整骨院グループブログ
2019.11.15
鍼治療
テーマ:
日本人の女性に合う、今日からできる冷え症対策
『新宿加藤鍼灸院・整骨院グループブログ』をご覧くださり、ありがとうございます。
鍋物がおいしい時期になってきました。スーパーに行くと、たくさんの鍋の素(鍋つゆ)が売られていて、飽きがこないのも嬉しいところ。和風だけでなく、最近は洋風の味付けも増えましたよね。
また少量タイプのものや、小分けになっているものもあり、一人分でも鍋料理を作りやすくなりました。コンビニでも毎年数種類の鍋料理が発売されていて、昔と比べてより鍋料理が身近になったなと感じます。
寒い日は、たっぷりと生姜を入れた鍋で、身体の芯から温まるのもいいですね。
さて今回は、冷え症(冷え性)の話題です。実は日本人は体質的に冷えやすいという特徴があります。そんな日本人に合った今日からできる冷え症対策についてご紹介します。
(参考) ▼東洋医学・漢方薬の専門家が考える「本当の冷え症対策とは」 |
日本人は冷え症になりやすい
皆さんもなんとなく感じたことがあると思いますが、日本人は欧米人と比較して、骨が細い傾向にあります。
赤血球や白血球、血小板を作る造血幹細胞(ぞうけつかんさいぼう)は、骨髄に存在しているため、骨が細い日本人は、造血幹細胞が少なく、血液成分が欧米人の7~8割程度しかありません。
加えて、筋肉量も少ない傾向があります。筋肉量が少ないということは、何かの動きをする際により多くの筋肉を使うことになり、凝りやすくなるのです。筋肉が凝ると、血管や神経が締め付けられます。
ただでさえ、日本人は血液量が少ないのに、筋肉が凝ってしまうと、より血流が悪化します。だから、日本人は全体的に低血圧、低体温の人が多いのです。
特に女性の場合は、冷えやすい傾向にあります。
筋肉量が少ないのが問題なら、筋トレをすればいい?
筋肉量が少ないために体温が低くなってしまうのであれば、筋トレ(筋肉トレーニング)が有効と考えるかもしれませんが、そう単純ではないのが難しいところです。
女性の場合、筋トレを頑張りすぎると、女性ホルモンが男性ホルモンや副腎皮質ホルモンに作り替えられてしまいます。つまり、女性ホルモンの不足につながるのです。
女性ホルモンの不足は、生理不順や女性不妊につながり、別の問題が出てきます。
筋トレが絶対にダメというわけではありませんが、やるのであれば負荷を軽めにして、時間を少な目にという形がいいでしょう。生理や不妊の問題は、ライフステージとも大きくかかわってきますので、自分のおかれているライフステージの優先順位を考えて、筋トレをすることをおすすめします。
筋肉量を減らさないためにタンパク質の摂取を!
筋肉量を減らさないという点から考えるなら、良質のタンパク質を積極的に取り入れましょう。筋肉や骨、血液の材料となるのがタンパク質です。
手軽に摂りたいなら、納豆がおすすめ。発酵しているので、身体に吸収されやすい形になっています。今の時期なら、湯豆腐もいいですね。鍋料理にも使えるので、冷蔵庫に常備しておくと便利です。鍋の締めに、卵もおすすめです。
お昼ご飯はコンビニのおにぎりが中心という方は、ツナがおすすめです。
タンパク質はさまざまなアミノ酸の組み合わせによって構成されているので、単一の食材ばかりではなく、いろいろな食材を食べるように心掛けるのがベスト。肉は赤身の多い部位を選び、魚はマグロやカツオ、イワシなどの回遊魚を選ぶといいでしょう。
まずは筋肉の凝りとストレスの解消を!
今日からできる対策としては、筋肉の凝りとストレスの解消。
筋肉の凝りの解消には、鍼や整体、マッサージが有効です。筋肉の凝りが皮膚の表面に近い部分にあるときは、整体やマッサージを、深部にあるときは鍼治療がいいでしょう。
そしてストレスも冷え症の原因の一つ。自分はストレスがたまってくると、どんな兆候が見られるのか知ることから始めるのがおすすめです。「食欲が増す」「肩が凝る」「便秘がちになる」「ケアレスミスが増える」「化粧を落とすのが億劫になる」など何かしらの自分なりの兆候があると思います。
ストレスの解消方法は、人それぞれですが、可能であればストレスの原因から少し距離を置き、しっかりと食べて、睡眠時間を確保しましょう。
当院にお越しの際は、施術前後に心のもやもやも吐き出してくださいね。どんな話でもお聞きします。そして身も心も元気になって、帰っていただけると嬉しいです。
新宿加藤鍼灸院・整骨院、新宿院の待合スペースは、アジアンテイストの落ち着いた雰囲気で、おくつろぎいただけると思います。ウォーターサーバーも設置していますので、雑誌等をご覧いただきながら、ゆっくりされてください。