抗酸化栄養素は色の濃い野菜や果物に多い 食事+日焼け止め+物理的ガードが最も効果的 ビタミンC

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新宿加藤鍼灸院・整骨院グループブログ

2025.07.02

鍼治療

テーマ:

紫外線対策

【1】日焼け止めの正しい使用

✅選び方

  • SPF30〜50、PA+++以上:日常使いならSPF30程度でもOK。レジャーやアウトドアではSPF50推奨。

  • 紫外線吸収剤不使用(ノンケミカル):肌が敏感な方におすすめ。

✅塗り方のコツ

  • 顔はパール2個分程度をムラなく。

  • 2~3時間おきに塗り直し(特に汗をかいたり、タオルで拭いた後)。


【2】物理的な防御

  • 帽子:つば広(7cm以上)でUVカット仕様がベスト。

  • 日傘:遮光率99%以上・黒地が効果的。

  • サングラス:UV400対応のもの。目から入る紫外線もシミの原因に。

  • 衣類:UVカット加工の長袖・アームカバーなど。


【3】内側からのケア

  • 抗酸化成分の摂取

    • ビタミンC:いちご、ブロッコリー、柑橘類

    • βカロテン:にんじん、かぼちゃ

    • アスタキサンチン:鮭、イクラ

  • 水分補給:乾燥は紫外線ダメージを悪化させるため、こまめに水分補給を。


補足:時期と時間帯に注意

  • 紫外線が強いのは5月〜9月、10〜14時

  • 曇りの日でも60〜80%の紫外線が届く

  • 室内でも窓越しにUV-Aが侵入するため、日焼け止めは年中使用が推奨されます

 


☀️【1】紫外線アレルギー(紫外線過敏症)対策

どんな症状?

  • 紫外線に当たった後、赤み・かゆみ・湿疹・水ぶくれが出る

  • 多くは「日光じんましん」や「多形日光疹」などの症状

✅対策ポイント

徹底的に紫外線を避ける

  • 遮光率の高い日傘・帽子・サングラス・マスク

  • UVカットの衣服(ユニクロや無印でも手に入ります)

低刺激の日焼け止めを使用

  • ノンケミカル(紫外線吸収剤不使用)

  • 敏感肌用(キュレル・アベンヌ・ラ ロッシュ ポゼなど)

保湿&バリア機能の強化

  • 紫外線を浴びた後は保冷剤などで冷却

  • ワセリン・セラミド系の保湿剤で肌バリアを強化

必要時は皮膚科受診

  • 抗ヒスタミン薬やステロイド外用薬を処方されることも

  • 光線アレルギーの原因精査が必要な場合あり


【2】子どもの紫外線ケア

なぜ重要?

  • 子ども時代の紫外線ダメージは生涯の皮膚がんリスクを上げる

  • 大人より角層が薄くバリアが弱い

✅年齢別ケアの目安

0〜6か月

  • 直射日光を避ける(基本は日陰で過ごす)

  • 日焼け止めは原則使用しない

6か月〜2歳

  • 帽子・日傘・UVカット衣類で物理的対策

  • 日焼け止めは「ベビー用・無添加・ノンケミカル」を少量使用

3歳以上

  • 外遊び前にSPF20〜30程度の日焼け止めを塗る

  • 汗や水遊び後は塗り直しを忘れずに

  • 自分でも「日焼け止めを塗る習慣」をつけさせると◎

学校や保育園での対策

  • UVカット帽子・長袖シャツの持参

  • 園や学校と相談して日焼け止めの使用許可を取る


おすすめ日焼け止めブランド(敏感肌・子ども向け)

ブランド名 特徴
ラ ロッシュ ポゼ 敏感肌用。紫外線吸収剤不使用タイプもあり。皮膚科推奨。
キュレル 乾燥性敏感肌向け。低刺激。赤ちゃんにも使用可。
ママバター 自然派処方。赤ちゃん~大人まで。
アロベビー オーガニック系。赤ちゃん専用のUV&虫よけ兼用もあり。

‍⚕️【1】皮膚科的な検査・治療法(紫外線アレルギー対策)

検査

検査名 内容 対象
光線過敏症テスト(光パッチテスト) 紫外線を照射して反応を観察。アレルギーかどうかを判断。 日光で湿疹・じんましんが出る人
血液検査 抗核抗体、自己免疫疾患(SLEなど)の確認。 全身症状や重度の光線過敏がある場合
皮膚生検 必要に応じて。原因不明の皮膚症状がある場合に組織診。 難治性・慢性皮膚炎

治療法

治療法 説明
ステロイド外用薬 急性のかゆみ・赤み・湿疹を抑える
抗ヒスタミン薬(内服) 日光じんましんなどの痒みを軽減
免疫調整剤(タクロリムス軟膏など) 顔などへの長期ステロイド使用を避ける際に使用
光線療法(フォトセラピー) 医療用紫外線で皮膚を慣らしていく(脱感作)方法
ビタミンD補充 日光避けにより不足しやすいため、医師が必要に応じて処方

【2】紫外線に強い身体を作る食事・栄養素

抗酸化栄養素(細胞の酸化=老化を防ぐ)

栄養素 働き 多く含まれる食品
ビタミンC メラニン抑制、コラーゲン合成 柑橘類、いちご、ピーマン、ブロッコリー
ビタミンE 活性酸素の除去 アーモンド、かぼちゃ、アボカド
βカロテン 肌の再生・抗酸化 にんじん、ほうれん草、かぼちゃ
アスタキサンチン 紫外線ダメージ軽減 鮭、イクラ、エビ
ポリフェノール 抗炎症・紫外線防御 緑茶、ブルーベリー、赤ワイン(少量)

その他おすすめ食品

  • トマト(リコピン):日焼けダメージを防ぐ力が強い

  • 大豆製品(イソフラボン):女性ホルモン様作用で肌の弾力維持

  • 発酵食品(腸内環境改善):肌トラブル予防に有効


コツと注意点

  • 抗酸化栄養素は「色の濃い野菜や果物」に多い

  • 食事+日焼け止め+物理的ガードが最も効果的

  • ビタミンCなどは体内に蓄積しにくいため、毎日こまめに摂取

  新宿加藤鍼灸院整骨院では日焼け皮膚病のご相談も承っております。

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