花粉症対策は、鍼灸治療と漢方薬で!
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新宿加藤鍼灸院・整骨院グループブログ
2020.01.17
鍼治療
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花粉症対策は、鍼灸治療と漢方薬で!
いつも『新宿加藤鍼灸院・整骨院グループブログ』をご覧くださり、ありがとうございます。
「早く暖かくならないかな~」と思う反面、暖かくなると多くの人を悩ませるのが花粉症。日本人の約4人に1人が花粉症を発症しているというデータもあります。長期間続く、目のかゆみと鼻水は辛いですね。
即効性のある治療法がなく点眼薬や点鼻薬などの対症療法に頼っている方も少なくありません。根本治療として期待されている免疫療法は3年以上かかると言われており、患者様の負担は相当なものでしょう。
そんな中、前年から当グループで妊活のために鍼治療と漢方薬の服用を続けていた患者様が「今年は花粉症の症状があまり気にならないのでお花見に行けた」と報告してくださったことがありました。鍼治療と漢方薬により体質が改善された効果が出たのでしょう。
そこで今回は加藤式治療における花粉症対策についてお話します。
花粉症の主な原因は?
日本では60種類以上の植物が花粉症の原因として報告されています。その中でも特に多いのがスギやヒノキが原因の花粉症。スギやヒノキといった樹木の花粉は、春に飛散しますので、春になると花粉症の症状を訴える人が増えます。症状としては、くしゃみや鼻水、鼻づまり、目の充血、かゆみなどです。
花粉症は一度発症すると次のシーズン以降も同じ症状が起こるケースが多く厄介ですね。中には、のどや気管の粘膜に付いた花粉が咳を引き起こしたり、顔に付着して顔のほてりやヒリヒリを引き起こしたりすることも。そして倦怠感やイライラ、頭がボーっとするなどの症状に悩まされる方も少なくありません。
花粉症の原因が「花粉」にあるのは明確ですが、実は根本的な原因ではありません。症状が出る人、出ない人がいますね。
人間は、身体を守るために外から侵入するものを阻止する働きがあります。いわゆる「免疫」といわれるシステムです。風邪をひいたときに咳や鼻水が出たり、発熱したりするのは、ウイルスを免疫細胞が攻撃し排除しようとしているから。こうした身体を守る防衛機能のおかげで、私たちは元気でいられるのです。
一方で、この防衛機能が過剰になってしまうケースがあります。これが花粉症やアレルギー疾患につながります。本来であれば花粉は無害なはずなのに、身体が外敵だと判断し免疫反応が働いてしまうのです。このように免疫機能が暴走する理由は、現在のところまだ解明されていません。
頭部から肩のコリは要注意
東洋医学では、外部から身体を守る働きは「肺」が担うとされており、花粉症をはじめアレルギー疾患が起きている部位は「肺」だと考えます。このため花粉症の治療は、肺と身体の深部との流れを正常化することが重要です。
当グループでは、花粉症の根本には筋肉のコリが影響していると考えています。コリがあると、血行が悪くなり、体温や血液の温度が低下。脳や内臓の機能に加えて、免疫機能にも影響が出てしまうのです。その結果、本来は異物ではないはずの花粉を攻撃してしまうのではないかと考えます。
筋肉のコリの中でも特に頭部から肩にコリがあると、目や鼻、喉の症状が出やすくなると言われています。現代は、デスクワークで長時間同じ姿勢でいることが多いうえ、パソコンやスマートフォンで目を酷使しがち。最近は「ストレートネック」という言葉も頻繁に耳にするようになりましたが、こうした生活が続くと首が凝ってしまいます。ご注意ください。
鍼治療と漢方薬でアレルギーを軽減しましょう!
身体の深部にある筋肉のコリを解消するのには、鍼治療が最適です。初めてだと「痛いのかな」「痕が残ることはないのだろうか……」「どのぐらいの期間、通わないといけないのだろうか」など、ご不安も大きいことと思います。
鍼灸用の鍼は、それほど痛みはありません。治療中に寝てしまう方もいらっしゃるぐらいです。完全な無痛ではなく、筋肉のコリに鍼が当たると鈍い感覚があるとお考えください。また基本的には痕はのこりません。ただ、まれに内出血を起こし、痕のようになることはあります。このような場合も何年も残るような傷跡にはなりません。治療期間は個人差が大きいので、診察時にご事情等も含めてご相談ください。
(参考)▼鍼治療は痛い?痕が残る?期間は?鍼灸師が疑問にお答えします! https://shinjuku.shinkyu.clinic/blog/shinkyu/2729/ |
また鍼治療と漢方薬の服用を併用すると、さらに体質改善が進むでしょう。当グループの漢方薬専門薬局でお出ししている漢方薬については以下の記事を参考にされてください。
▼東京漢方堂薬局の漢方薬は、市販品と何が違う?特徴、飲み方、保存法 https://shinjuku.shinkyu.clinic/blog/medicine/2740/ |
大人になってから、多くのストレスにさらされることで突然花粉症などのアレルギーになる方もいらっしゃいます。花粉の飛散が始まる前に、体質改善を行い、今年こそ花粉症とお別れしましょう。
御心配のある方は、当グループへお気軽にご相談ください。