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新宿加藤鍼灸院・整骨院グループブログ

2025.09.13

鍼治療

テーマ:

「肩こり腰痛」「筋肉の緊張」「同じ姿勢」「神経の集中」「ストレス」が不妊・妊娠に影響

「肩こり腰痛」「筋肉の緊張」「同じ姿勢」「神経の集中」「ストレス」が不妊、妊娠に影響するのは、体の血流・ホルモン・自律神経に負担をかけるからです。


1. 同じ姿勢が不妊につながる理由

  • 長時間同じ姿勢 → 骨盤周囲の血流が滞る

  • 子宮や卵巣への酸素・栄養供給が低下

  • その結果、卵子の成熟や着床環境が悪化しやすくなる


2. 神経の集中が妊娠に影響する理由

  • 仕事や勉強で強く集中すると「交感神経」が優位になる

  • 交感神経が強いと「副交感神経(リラックス・妊娠に有利な神経)」が働きにくくなる

  • 卵胞の成長や子宮内膜のふくらみは、副交感神経が働いている時に進むので妨げられてしまう


3. ストレスが不妊を招く仕組み

  • ストレス → 脳の視床下部に負担

  • 視床下部は「自律神経」「ホルモン分泌(卵胞刺激ホルモン・黄体形成ホルモン)」「体温調整」を司る場所

  • ストレスが強いと排卵が乱れたり、着床率が下がったりする


まとめると

  • 同じ姿勢 → 骨盤の血流不良

  • 神経集中 → 自律神経バランスの乱れ

  • ストレス → 脳‐ホルモン系への負担

この3つが重なると、卵子の質や子宮の環境が整わず、妊娠しにくくなるのです。


新宿加藤鍼灸院では、不妊鍼、不妊漢方で「骨盤内血流の改善」「自律神経調整」「ストレス緩和」を同時にサポートし、不妊治療、妊娠しやすい体づくりをお手伝いしています。

「筋肉の緊張(コリやこわばり)」が妊娠に影響するのは、血流・自律神経・ホルモンの3つに関係しています。


1. 血流の悪化

  • 筋肉が緊張すると血管が圧迫され、子宮や卵巣に十分な血液が届きにくくなります。

  • 結果として

    • 卵子の発育が不十分になる

    • 子宮内膜が厚くなりにくい

    • 着床の可能性が下がる


2. 自律神経への影響

  • 筋肉がこわばると交感神経が優位になりやすく、リラックスをつかさどる副交感神経が働きにくくなります。

  • 妊娠に必要なのは「副交感神経優位のリラックス状態」。筋緊張が続くとこれが妨げられます。


3. ホルモン分泌の乱れ

  • 筋肉の緊張=体が「戦闘モード」と脳が判断

  • 脳下垂体からの卵胞刺激ホルモン(FSH)、黄体形成ホルモン(LH)の分泌に悪影響

  • 女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)のリズムが乱れ、排卵や着床の条件が整いにくくなる


まとめると

筋肉の緊張 → 血流不良 + 自律神経の乱れ + ホルモン分泌障害 → 妊娠しにくい体質へ


新宿加藤鍼灸院では、鍼灸で筋肉の緊張をほぐし、骨盤内の血流や自律神経を整えることで「妊娠しやすい体づくり」をサポートしています。

肩こり・腰痛があり妊娠できなかった症例

患者

35歳 女性

会社員(デスクワーク中心)

主訴

不妊(2年間妊娠せず)

肩こり・腰痛(慢性的、特に生理前に悪化)

現病歴

  • 生理周期は28〜35日でばらつきあり

  • 冷え性、便秘気味

  • 仕事のストレスが強く、長時間同じ姿勢でPC作業

  • 病院でホルモン検査は「年齢相応」と言われていたが、子宮内膜がやや薄めと指摘

東洋医学的所見

  • 体格:やせ型、筋肉緊張が強い

  • 肩・腰の筋緊張が顕著で、下肢の冷えあり

弁証

「肝鬱気滞・腎虚」

→ 長時間の姿勢ストレスにより「気血」の巡りが阻害され、肩腰のこり・冷え・内膜の血流不足につながる。

治療方針

  • 鍼灸:肩背部・腰部の筋緊張緩和、下腹部・下肢の血流改善

  • 漢方:補腎・疏肝・活血を目的に加味逍遙散+当帰芍薬散を併用

  • 生活指導:就寝前ストレッチ、温灸で腰・下腹部を温める習慣

経過

  • 1か月目:肩こり・腰痛が軽減、生理痛が減る

  • 2か月目:生理周期が安定、基礎体温の二相性がはっきりする

  • 4か月目:自然妊娠成立

考察

肩こり・腰痛などの筋緊張は、単なる局所症状ではなく「自律神経の緊張・骨盤内血流の滞り」を示すサインであり、不妊の一因となり得る。鍼灸により筋肉の緊張を取り除き、漢方で体質改善を行うことで妊娠に至ったと考えられる。

ストレスで妊娠できなかった症例

患者

32歳 女性

会社員(営業職、責任が大きく残業も多い)

主訴

不妊(結婚3年、妊娠希望2年目)

現病歴

  • 生理周期:25〜40日と不安定

  • 排卵期に頭痛・胃痛・肩こりを伴う

  • 睡眠が浅く、夢を多く見る

  • イライラ・落ち込みの波が強い

  • 病院でのホルモン検査は異常なし

東洋医学的所見

  • 顔色ややくすみ、目の下にクマ

  • 下腹部に軽度の冷え

弁証

「肝鬱気滞 → 血行不良・腎虚」

ストレスで肝気が鬱し、気血の流れが悪化。ホルモンバランスや子宮内膜環境に影響し、妊娠が成立しにくい状態。

治療方針

  • 鍼灸:肝鬱を和らげ自律神経を調整(百会・太衝・三陰交など)

  • 漢方:加味逍遙散で気血の巡りを改善、補腎薬を併用

  • 生活指導:就寝前の呼吸法・軽いストレッチ、就労環境に合わせたストレスケア指導

経過

  • 1か月目:月経周期が安定、PMSの頭痛やイライラが減少

  • 2か月目:基礎体温が二相性を示し、排卵が安定

  • 3か月目:自然妊娠成立

考察

ストレスは自律神経を乱し、視床下部‐下垂体‐卵巣系(HPO軸)の働きに影響する。結果として排卵の不安定化や子宮血流の低下を招き、不妊の大きな要因となる。鍼灸・漢方により肝鬱を解消し、自律神経とホルモンバランスを整えたことで妊娠に至ったと考えられる。