自律神経系に異常をきたすと、このメラノサイトが生存・活動するための環境が維持されない
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新宿加藤鍼灸院・整骨院グループブログ
2025.08.30
鍼治療
テーマ:
尋常性白斑
皮膚色を決める主要な色素「メラニン」を産生するメラノサイトという細胞は、表皮の基底層に存在しています。基底層にある細胞のほとんどはケラチノサイト(表皮細胞)ですが、7~8個に1つの割合でケラチノサイトの間に混じってメラノサイトが存在しています。このメラノサイトが存在していることで皮膚の色がつくられています。
このメラノサイトが存在して正常にメラニンを産生し続けるためには、メラノサイトの周囲の環境が重要だということがわかっています。しかし自律神経系に異常をきたすと、このメラノサイトが生存・活動するための環境が維持されず、その結果メラノサイトが存在できなくなってしまうのではないかと考えられています。
尋常性白斑でお悩みの方は新宿加藤鍼灸院整骨院にご相談ください。
東洋医学からみた尋常性白斑
東洋医学では「白い斑点が皮膚に現れる」ことを、体の内側の 気血の不調・陰陽の偏り の現れと考えます。
主な原因と病機
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気血不足(血虚)
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血が不足すると、皮膚を養えずに色素が抜ける
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顔色が青白い、疲れやすい、めまいがある人に多い
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肝腎不足
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東洋医学で「腎」は精(生命力の根源)を、「肝」は血の貯蔵と全身への巡りを司る
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肝腎が弱ると、皮膚への栄養不足 → 白斑
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気滞・瘀血
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血流が滞ることで皮膚がうまく養われない
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ストレスが強い、肩こり・冷えがある人に多い
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風邪・湿邪
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外からの邪気(環境因子)が皮膚にとどまり、色素異常を起こすと考えられる
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東洋医学での治療アプローチ
漢方薬(例)
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四物湯(しもつとう):血を補って皮膚を潤す
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八珍湯(はっちんとう):気血を両方補う(体力が落ちている人)
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逍遥散(しょうようさん):ストレスや自律神経の乱れからくる気血不調に
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六味地黄丸(ろくみじおうがん):腎を補う
※実際は体質診断(証)によって処方が変わります。
鍼灸
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肝腎を補うツボ:腎兪、肝兪、太渓、三陰交
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血流を促すツボ:血海、膈兪、合谷
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自律神経を整えるツボ:内関、神門
鍼灸では「免疫バランスを整える」「血流を改善する」ことで、白斑の進行抑制や再色素沈着の助けを目指します。
養生法(セルフケア)
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規則正しい睡眠と休養
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ストレスをためない(気滞を防ぐ)
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血流を良くする食事(黒ごま、黒豆、ナツメ、クコの実、ほうれん草、にんじんなど)
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過度な刺激・日焼けを避ける
✅ まとめ
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現代医学:自己免疫異常による色素細胞破壊 → 光線療法や外用薬が中心
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東洋医学:血虚・肝腎不足・気滞瘀血など体質的なアンバランス → 漢方や鍼灸で体質改善
東洋医学は「完全に白斑を消す」よりも 進行を防ぐ・再発を抑える・全身状態を整える ことを目的にしています。
️ 尋常性白斑におすすめの食事・食材
1. 血を補う食材(補血)
白斑は「血虚(血の不足)」が関わると考えられるため、血を養う食品が大切です。
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黒ごま
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黒豆
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クコの実(ゴジベリー)
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なつめ(大棗)
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ほうれん草
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にんじん
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レバー(鶏・豚)
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卵黄
2. 腎を補う食材(補腎)
東洋医学で腎は「精(生命エネルギー)」を司り、皮膚や髪の色とも関係します。
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山芋(やまいも)
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黒きくらげ
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くるみ
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ごま(黒ごまが特に良い)
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栗
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イカ・タコ・黒い魚介類
3. 血流を改善する食材(活血)
血行をよくし、皮膚への栄養供給を助ける食材です。
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玉ねぎ
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にんにく
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生姜
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紅花茶
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サバ・イワシ・サンマなど青魚(オメガ3脂肪酸)
4. 免疫調整に役立つ食材
白斑は自己免疫疾患なので、免疫を整えることが重要です。
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キノコ類(しいたけ、まいたけ、しめじ)
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発酵食品(納豆、味噌、ヨーグルト)
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緑茶(カテキンが抗酸化作用)
5. ビタミン・ミネラル(特に現代医学的にも推奨)
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ビタミンC(ただし過剰摂取はメラニン生成を抑えるので注意)
→ ピーマン、ブロッコリー、柑橘類(適量) -
ビタミンB群(代謝をサポート)
→ 玄米、豚肉、納豆 -
亜鉛・銅(メラニン合成に関与)
→ カキ、ナッツ、豆類、海藻
避けたい食材・習慣
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過剰なアルコール(肝を傷める → 血虚悪化)
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辛すぎる・脂っこい食事(湿熱を生む)
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加工食品・糖分のとりすぎ(免疫バランスを崩す)
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強い日焼け(紫外線による悪化)
✅ まとめ
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黒い食材・赤い食材(補腎・補血・活血) が白斑に良い傾向
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栄養素では ビタミンB群・亜鉛・銅 がメラニン生成に関わる
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発酵食品やキノコで免疫バランスを整えることも大切
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