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新宿加藤鍼灸院・整骨院グループブログ

2025.09.22

鍼治療

テーマ:

鍼灸と漢方で体温アップ、妊娠しやすい体へ

鍼灸と漢方で「体をポカポカに」 妊娠しやすい体づくり

こんにちは、新宿加藤鍼灸院です。

妊活をしている方からよくいただくお悩みに「体が冷えやすい」「基礎体温が安定しない」というものがあります。

実は、この“冷え”は妊娠しにくさの大きな原因のひとつ。

今日は、鍼灸と漢方を組み合わせて「体温アップ → 妊娠力アップ」を目指す方法をお伝えします。


なぜ「冷え」が妊娠をじゃまするの?

体が冷えると血のめぐりが悪くなり、子宮や卵巣までしっかり栄養や酸素が届きにくくなります。

すると…

  • 子宮内膜がふかふかに育ちにくい

  • 卵の成長がゆっくりになる

  • ホルモンのバランスが乱れやすい

といったことが起こり、妊娠しにくくなってしまうのです。


鍼灸でポカポカに

鍼やお灸は「自律神経」と「血のめぐり」を整えるのが得意です。

  • お腹や腰のツボを温めて、子宮をポカポカに

  • 手足のお灸で、末端まで血流を流す

  • 首や肩のコリをほぐして、ホルモン分泌のバランスをサポート

「施術を受けたあと、手足が温かくなった!」と驚かれる方も多いんですよ。


漢方で体質から改善

漢方は“冷えやすい体質”そのものにアプローチしてくれます。

たとえば…

  • 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん):血のめぐりをよくして卵巣を元気に

  • 温経湯(うんけいとう):お腹を温め、冷え性や不妊体質に

  • 八味地黄丸(はちみじおうがん):年齢や腎の弱りによる冷えに

同じ「冷え」でも、人によって原因や体質は違うので、オーダーメイドで選ぶことが大切です。


今日からできる生活習慣

鍼灸や漢方にプラスして、普段の生活でもちょっとした工夫を。

  • 冷たい飲み物や生野菜のとりすぎは控える

  • 軽い運動で血流アップ(ウォーキングやストレッチなど)

  • 夜はしっかり眠ってホルモンのリズムを整える

小さな積み重ねが、体のポカポカにつながります。


まとめ

妊娠しやすい体をつくるカギは「体を冷やさないこと」。

鍼灸で血流を改善し、漢方で体質から整え、生活習慣でさらにサポートする。

このトリプルケアが、妊活を前向きに続ける力になります。

新宿加藤鍼灸院では、お一人おひとりの体質やライフスタイルに合わせてサポートしています。

「冷えが気になる」「基礎体温が安定しない」という方は、ぜひ一度ご相談ください。

症例紹介:長年の冷え性が改善し、自然妊娠されたケース

患者さんプロフィール

  • 年齢:35歳

  • 主訴:不妊歴3年、手足の冷え、月経痛

  • 西洋医学的治療:タイミング療法 → 人工授精を数回行うも妊娠に至らず


初診時の状態

  • 基礎体温表:低温期・高温期の差が小さい(高温期でも36.3℃程度)

  • 自覚症状:

    • 夏でも靴下が手放せない

    • 下腹部の冷え感

    • 生理痛が強い

  • 東洋医学的所見:

    • 舌は淡い色で歯痕あり、苔は薄白

    • 脈は弱く沈む

      → 「腎陽虚+血虚」による冷え体質と判断


治療方針

  1. 鍼灸

    • 下腹部(関元・気海・子宮穴)、足元(三陰交・太谿)に鍼灸

    • 肩・背中の緊張を和らげ、自律神経とホルモンバランスを整える

  2. 漢方薬

    • 当帰芍薬散+温経湯を体質に合わせて処方

    • 血流改善と「子宮の温め」を同時に行う

  3. 生活指導

    • 冷たい飲み物を控える

    • 就寝前の足湯を習慣化


経過

  • 2か月後:手足の冷えが軽減、月経痛がやわらぐ

  • 3か月後:基礎体温の二相がはっきりし、高温期が37℃近くまで安定

  • 4か月後:自然妊娠が判明


患者さんの声

「ずっと冷え性で体質だから仕方ないと思っていました。鍼と漢方を続けるうちに体がポカポカしてきて、生理痛も楽になり、自然に妊娠できたのは本当に驚きです。」


このように、冷え性の改善は「体温アップ」と「子宮環境の改善」につながり、妊娠力を高める大切なステップとなります。

症例紹介:冷え性による着床困難が改善し妊娠されたケース

患者さんプロフィール

  • 年齢:38歳

  • 主訴:不妊歴5年、冷え性(特に下腹部)、体外受精で胚移植しても着床しない

  • 西洋医学的治療:体外受精(IVF)で複数回胚移植するも、いずれも陰性


初診時の状態

  • 基礎体温表:高温期が短く、36.5℃前後で下降しやすい

  • 自覚症状:

    • 下腹部の冷え感が常にある

    • 月経血が暗く、レバー状の塊を伴う

    • 生理痛が強い

  • 東洋医学的所見:

    • 舌質は暗紅で瘀点あり

    • 脈は沈でやや渋

      → 「腎陽虚+瘀血(血の巡りの悪さ)」と判断


治療方針

  1. 鍼灸

    • 子宮・卵巣への血流を改善するツボ:関元・気海・中極・三陰交・太谿

    • 自律神経を整えるツボ:内関・合谷

    • 週1回の施術を継続

  2. 漢方薬

    • 温経湯(体を温め、着床環境を整える)

    • 桂枝茯苓丸(瘀血改善・子宮内膜の血流を改善)

  3. 生活指導

    • 毎晩の足湯+腹部を冷やさない工夫

    • 冷たい飲食を避け、温かいスープ・生姜を取り入れる


経過

  • 2か月後:冷え感が軽減、月経痛が和らぐ。月経血の色が鮮やかに。

  • 3か月後:基礎体温の高温期が37℃前後で安定。胚移植に向けて子宮内膜がふかふかになってきた。

  • 4か月後:次の体外受精で移植した胚が着床し、妊娠判明。


患者さんの声

「何度も移植しても結果が出ず、正直あきらめかけていました。鍼と漢方を続けていくうちに体が温かくなり、生理の状態も良くなって、先生から“内膜がいい状態ですね”と言われたときは本当に嬉しかったです。やっと妊娠できて感謝しています。」


このケースからもわかるように、「冷え性」は着床の大きな妨げになり得ます。体を温めて子宮内膜を整えることは、体外受精を成功させるうえでとても大切です。