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新宿加藤鍼灸院・整骨院グループブログ

2025.09.03

鍼治療

テーマ:

自然妊娠するための精子の状態

自然妊娠を目指す場合、精子の状態は非常に重要です。ここでは医学的な観点から、妊娠に適した精子の条件を述べます。


1. 精子の数(精子濃度)

  • 正常範囲:1mlあたり1,500万~2億以上の精子が理想。WHO基準では1mlあたり1,500万以上が正常。

  • 精子が少ないと、卵子まで到達できる確率が下がります。


2. 精子の運動率(活動率)

  • 前進運動している精子の割合:40%以上が理想。

  • 前に進む力が弱い精子では、卵管内で卵子に到達するのが難しくなります。


3. 精子の形態(奇形率)

  • 正常形態精子率:4%以上がWHOの基準。

  • 頭部、尾部、ミトコンドリアの異常があると受精率が低下します。


4. 精液量

  • 正常量:1.5ml以上。

  • 少ない場合は射精障害や分泌腺の問題を疑います。


5. 精子のpHと粘度

  • pH:7.2~8.0が正常。酸性すぎると精子が死にやすくなります。

  • 粘度:固すぎると運動が妨げられます。


6. DNA損傷率

  • 精子のDNA損傷が多いと、受精や胚発育に影響。

  • 精子DNA断片化率が15%以下が望ましい。


7. 精子のその他条件

  • 形態的に奇形のない精子。

  • ミトコンドリア機能が正常で運動能力が維持されている。

  • 性成熟が正しく行われている。


ポイント

  • 自然妊娠は、卵子と精子の出会いの確率に依存します。精子の量・運動率・形態が理想的であれば、妊娠率は高まります。

  • 男性側の生活習慣(喫煙、アルコール、ストレス、過度の熱 exposureなど)も精子の質に大きく影響します。


1. 生活習慣で精子の質を上げる

カテゴリ 推奨内容 ポイント
睡眠 7〜8時間の良質睡眠 睾丸のホルモン分泌に影響、夜更かしや不規則な睡眠は避ける
運動 有酸素運動+筋トレ週3〜4回 適度な運動で血流が改善し精子運動率UP、過剰な運動はNG
体温管理 陰嚢を冷やさない、サウナ長時間は控える 高温は精子生成に悪影響
禁煙・節酒 タバコ・過度なアルコールは控える 喫煙はDNA損傷率増加、アルコールはテストステロン低下
ストレス管理 瞑想・深呼吸・趣味の時間を確保 ストレスでホルモンバランスが崩れ、精子形成が低下

2. 食事で精子の質を改善

栄養素 食材例 効果
亜鉛 牡蠣、牛肉、卵、ナッツ 精子生成に必須、運動率・濃度アップ
セレン ブラジルナッツ、魚介類、卵 抗酸化作用でDNA損傷を防ぐ
ビタミンC 柑橘類、キウイ、ブロッコリー 抗酸化作用で運動率向上
ビタミンE ナッツ、アボカド、植物油 精子膜保護、DNA損傷防止
L-カルニチン 牛肉、乳製品、サプリ可 精子の運動率改善
オメガ3脂肪酸 サバ、イワシ、アマニ油 精子膜の柔軟性アップ
抗酸化物質 緑黄色野菜、ブルーベリー、トマト 酸化ストレスを軽減しDNA損傷予防

ポイント:加工食品・糖分・トランス脂肪酸を控えると精子の質向上に寄与。


3. サプリメントでの補助例

  • 亜鉛 + セレン + ビタミンC/E + L-カルニチン配合の男性用サプリ

  • CoQ10(抗酸化作用で運動率アップ)

  • マカ粉末(体力・ホルモンバランスサポート)

  • オメガ3脂肪酸カプセル(精子膜の健康維持)

※サプリはあくまで補助。バランスの良い食事が基本です。


4. 東洋医学的視点

  • 腎精(生殖機能の元)を補う食材:黒豆、クコの実、ナツメ、山芋

  • 血流改善で精子の質向上:温かいお茶(生姜茶)、適度な入浴

  • 過度な冷え・湿気は避け、体全体の気血を整えることが重要


実践のコツ

  1. まず生活習慣の改善から(睡眠・運動・禁煙など)

  2. 食事で栄養を補う

    1. 生活習慣の具体例

    • 睡眠:23時前に就寝、7〜8時間。就寝前はスマホ・PCを避け、メラトニン分泌を促す。

    • 運動:週3〜4回、30分程度の有酸素運動(ウォーキング・軽いジョギング)+軽い筋トレ。

    • 体温管理:熱すぎるお風呂・長時間サウナ・膝上にPCは避ける。通気性の良い下着。

    • 禁煙・節酒:タバコは精子DNA損傷率↑、アルコールは週2日休肝日。

    • ストレス対策:深呼吸や瞑想5分、就寝前の軽ストレッチ。


    2. 食事の具体例(精子に良い1日の食事例)

    タイミング 食事例 期待効果
    朝食 納豆+卵+玄米ご飯、味噌汁、みかん 亜鉛・ビタミンC補給
    間食 無塩ナッツ+ブルーベリー ビタミンE・抗酸化物質
    昼食 サバの塩焼き、ほうれん草のおひたし、わかめ味噌汁 オメガ3脂肪酸・鉄分
    夕食 牛肉とブロッコリー炒め、黒豆ご飯、アボカドサラダ 亜鉛・ビタミンC・抗酸化物質
    夜食(必要時) ヨーグルト+はちみつ 腸内環境改善、精子質向上サポート

    食材のキーポイント:

    • 牡蠣・牛肉・卵 → 亜鉛

    • 魚(サバ・イワシ)→ オメガ3

    • 緑黄色野菜・果物 → ビタミンC

    • ナッツ・アボカド → ビタミンE

    • 黒豆・山芋・クコの実 → 東洋医学的な「腎精」補強


    3. サプリの具体例

    • 亜鉛(15〜30mg/日):精子濃度・運動率改善

    • セレン(50〜100µg/日):DNA保護

    • ビタミンC(500〜1000mg/日):酸化ストレス軽減

    • ビタミンE(100〜200IU/日):精子膜保護

    • L-カルニチン(1000〜2000mg/日):運動率向上

    • CoQ10(100〜200mg/日):抗酸化作用、受精能改善

    • オメガ3(DHA/EPA):膜の柔軟性UP

    ※サプリは「複合型(男性用妊活サプリ)」でまとめて摂ると効率的。


    4. 東洋医学の視点(補助)

    • 腎を補う食材:黒豆・クコの実・ナツメ・山芋

    • 温めて血流改善:生姜茶、桂皮(シナモン)少量

    • 鍼灸・漢方:腎虚タイプには「八味地黄丸」、ストレス過多には「加味逍遥散」など(医師・薬剤師の判断要)


    5. 実践の流れ(まとめ)

    1. 睡眠と体温管理をまず整える

    2. 亜鉛・オメガ3・抗酸化食材を意識して食事に取り入れる

    3. 3ヶ月(精子が新しく作られるサイクル)を目安に習慣化

    4. 足りない分はサプリで補強

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