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新宿加藤鍼灸院・整骨院グループブログ

2025.08.29

鍼治療

テーマ:

不妊治療において、鍼治療・漢方薬を併用することが推奨される理由

不妊治療において、不妊鍼治療だけでなく不妊漢方薬を併用することが推奨される理由は、妊活において体質やホルモン・内臓機能へのアプローチが異なるからです。


1. 鍼治療の効果

鍼治療は主に血流改善・自律神経調整・ホルモンバランスのサポートに効果があります。

  • 卵巣や子宮への血流を促す

  • ストレスや緊張を緩和してホルモン環境を整える

  • 排卵・着床に関わる自律神経のバランスを整える

→ しかし、体の内側の「不足しているエネルギーや栄養状態」を補うことはできません。


2. 漢方薬の役割

漢方薬は体質改善とホルモン調整を内部から行う点で補完的です。

  • 卵子や子宮内膜の質を高めるための栄養・血(けつ)を補う

  • 冷えや湿気などの体質的な妨げを改善

  • ストレスや自律神経の乱れを体質的に整える

  • ホルモンの分泌を促す、排卵や黄体機能を補助する

→ 鍼で血流や神経を整え、漢方で体の土台(腎・肝・血など)を整えるイメージです。


3. 鍼+漢方併用の相乗効果

  • 鍼:体の「流れ」を改善 → 卵巣・子宮に栄養やホルモンが届きやすくなる

  • 漢方:体の「質」を改善 → 卵子や内膜の環境が良くなる

両方を取り入れることで、自然妊娠や体外受精の成功率が上がることが報告されています。


まとめ

  • 鍼は「血流・神経・ホルモンの環境」を整える

  • 漢方は「体質・栄養・ホルモン分泌の補助」を行う

  • 併用することで、単独より妊娠に必要な体の環境を総合的に整えられる


1. 年齢別のポイント

年齢 特徴 鍼のアプローチ 漢方のアプローチ 妊娠率向上ポイント
20~29歳 卵巣機能良好、体質差が少ない 血流促進、ストレス緩和、自律神経調整 軽い補血・温め系の漢方(当帰芍薬散など) 着床環境整備、リラックスで自然妊娠率維持
30~34歳 卵子の質が少し低下、冷えやすい 卵巣・子宮周囲の血流改善、肩こり・腰痛緩和 補血・腎虚サポート系(当帰芍薬散+八味地黄丸など) 卵子の質・内膜厚改善、排卵周期の安定化
35~37歳 卵子の老化リスク増、着床率低下 子宮・卵巣への集中的血流改善、自律神経調整 補腎・活血・血流改善(八味地黄丸+冠心蘇生湯など) 排卵誘発や体外受精の卵子質向上、着床環境整備
38~40歳 卵子の質低下顕著、ホルモン減少 子宮内膜厚改善、血流+神経バランス調整 強補腎・活血・温経(六味丸+当帰四逆加呉茱萸生姜湯など) IVF・採卵時の卵子成熟度向上、内膜環境改善

2. 体質別のポイント

体質 特徴 鍼のアプローチ 漢方のアプローチ 妊娠率向上ポイント
冷え型 手足や下腹部が冷える、血流不足 下腹部・腰回り血流改善、温経 温経・補血(当帰芍薬散、温経湯) 内膜厚改善、排卵周期の安定化
瘀血型 生理痛・経血不順、血の滞り 活血・血流促進(子宮周囲、下肢) 活血化瘀(桃核承気湯、冠心蘇生湯) 子宮・卵巣への血流改善、着床率向上
腎虚型 疲れやすい、腰膝の冷え、ホルモン低下 腎経に沿ったツボで体力回復 補腎(八味地黄丸、六味丸) 卵巣機能・卵子の質改善、ホルモン安定
ストレス型 イライラ、不眠、肩こり 自律神経調整、リラックスツボ 養心安神(酸棗仁湯、加味帰脾湯) 排卵周期の安定化、着床環境改善

3. 実践のポイント

  1. 鍼治療は週1~2回を目安に、卵巣・子宮周囲・肩こり腰痛・自律神経調整にアプローチ

  2. 漢方薬は体質に合わせて服用(冷え・瘀血・腎虚など)、周期に応じて処方調整

  3. 鍼と漢方の組み合わせで、血流・卵子の質・内膜環境・ホルモンバランスを同時に整える


妊活ステップごとの鍼+漢方スケジュール表

ステップ 期間 鍼治療のポイント 漢方のポイント 目的・効果
卵胞期 月経終了~排卵前 卵巣・下腹部の血流改善、肩こり腰痛の緩和、自律神経安定 補血・活血・腎虚改善(当帰芍薬散、八味地黄丸) 卵子の成熟促進、排卵準備、子宮内膜の質向上
排卵期 排卵前後3日程度 子宮周囲・卵巣の血流集中、ストレス軽減 活血化瘀(桃核承気湯)、ホルモン調整系 排卵スムーズ化、卵子質向上、着床環境準備
黄体期 排卵後~次周期開始 下腹部・腰周囲血流促進、リラックス鍼 補腎・補血・養心安神(加味帰脾湯、六味丸) 黄体機能サポート、ホルモン安定、内膜維持
着床期 移植後や排卵後5~10日 軽めの下腹部・手足の血流促進、緊張緩和 活血・温経・補腎(当帰芍薬散+八味地黄丸) 着床環境整備、流産防止、内膜支持

体質別アレンジの例

体質 卵胞期 排卵期 黄体期 着床期
冷え型 温経・補血系 活血+温経 温経・補腎 温経+補血で内膜厚維持
瘀血型 活血で血流改善 集中的活血 黄体サポート+血流維持 着床しやすい血流環境維持
腎虚型 補腎・補血 補腎+ホルモン調整 黄体機能サポート 補腎+内膜支持
ストレス型 自律神経調整+補血 精神安定+活血 養心安神+黄体サポート 着床期のリラックス環境整備

実践のポイント

  1. 鍼治療は週1~2回が目安。排卵期は血流を集中させるためやや強めに施術。

  2. 漢方薬は周期ごとに体質に合わせて処方調整。冷えや血流不足がある場合は温め活血系、腎虚がある場合は補腎系。

  3. 両者の組み合わせで、卵子の質・内膜の厚さ・ホルモンバランスをトータルに整えることが可能。

  4. 妊娠を急ぐ場合や体外受精の場合は、排卵期~着床期にかけて重点的に鍼+漢方を行うと効果的。

  5. 妊娠してからも流産防止・体質改善のため鍼治療、漢方薬は必要。

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