筋肉が硬くなると女性ホルモンが減る理由(不妊治療、不妊鍼、新宿加藤鍼灸院整骨院)|新宿加藤鍼灸院・整骨院グループブログ

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新宿加藤鍼灸院・整骨院グループブログ

2025.09.02

鍼治療

テーマ:

筋肉が硬くなると女性ホルモンが減る理由(不妊治療、不妊鍼、新宿加藤鍼灸院整骨院)

筋肉が硬くなると女性ホルモンが減る理由

1. 血流が悪くなる

  • 筋肉が硬いと血管が圧迫され、全身の血流が滞る

  • 卵巣や子宮への血流も悪くなり、女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)の分泌が低下しやすい

  • 血流不足は「冷え」や「生理不順」とも関係

2. 自律神経の乱れ

  • 筋肉が硬い=常に緊張(交感神経が優位)

  • 女性ホルモンをコントロールしている 視床下部・下垂体・卵巣のホルモン分泌系(HPO軸) がストレスで乱れやすい

  • その結果、排卵や月経周期が不安定に

3. ストレスホルモン(コルチゾール)の影響

  • 筋肉が硬い状態はストレス反応の一部

  • コルチゾールが増えると、エストロゲン・プロゲステロンの分泌が抑制されるので不妊につながる

  • 長期的にはホルモンバランスの崩れ → 更年期様症状(イライラ・不眠・生理不順)に

4. 運動不足・代謝低下

  • 硬い筋肉は柔軟に使えず、活動量も減る

  • 筋肉を動かさない → 基礎代謝低下 → ホルモン分泌も低下

  • 特に脂肪組織はエストロゲンを作る働きがあるので、代謝低下はホルモンの減少に直結

5. 東洋医学的な視点

  • 「筋の硬さ=肝(自律神経やホルモン系を含む働き)の滞り」

  • 肝の巡りが悪くなると、血の流れ(血海=子宮・卵巣)に影響 → 月経不順や更年期症状に


まとめ

筋肉が硬くなると、

  • 血流障害

  • 自律神経の乱れ

  • ストレスホルモン増加

  • 代謝低下

を通して 女性ホルモンの分泌低下 につながります。

つまり「筋肉の柔らかさ=ホルモンの元気さ」にもつながっているのです。

1️⃣ 鍼灸で筋肉とホルモンを整える

筋肉の硬さをほぐす

  • 目的:血流改善・緊張緩和・柔軟性回復

  • 施術ポイント

    • 肩こり・首こり → 肩井(けんせい)、天柱(てんちゅう)、風池(ふうち)

    • 腰・骨盤周り → 腎兪(じんゆ)、命門(めいもん)、委中(いちゅう)

    • 下肢の張り → 足三里(あしさんり)、承山(しょうざん)

ホルモンバランスを整える

  • 目的:自律神経調整・卵巣・子宮の血流改善

  • 施術ポイント

    • 腎経・肝経を中心に刺激

      • 腎兪(じんゆ) → ホルモン全般を司る腎の働きを補う

      • 太衝(たいしょう) → 肝の巡りを良くしストレス・月経不順を改善

      • 三陰交(さんいんこう) → 血流促進・婦人科系全般に効果

効果

  • 筋肉の柔軟性向上

  • 冷え・むくみの改善

  • 月経不順や生理痛の軽減

  • 自律神経の安定 → ストレスホルモン減少


2️⃣ 漢方で筋肉とホルモンを整える

筋肉のこわばりを改善

  • 肝血不足・肝気滞に注目

    • 柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう):ストレス・緊張緩和

    • 芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう):筋肉のこわばり・痙攣に

女性ホルモンを補う

  • 腎・肝・血を補う処方

    • 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん):血流を改善し月経不順や冷えに

    • 八味地黄丸(はちみじおうがん):腎を補い更年期症状や疲労改善

    • 補中益気湯(ほちゅうえっきとう):疲労感や代謝低下改善、ホルモン分泌をサポート

漢方のポイント

  • 血流・エネルギー(気)・水分(津液)の巡りを整えることが筋肉柔軟性やホルモンバランスに直結

  • 個々の体質・症状によって処方は調整が必要


3️⃣ 鍼灸+漢方の併用効果

  • 鍼灸 → 即効性(筋肉のこわばりや血流改善)

  • 漢方 → 体質改善・ホルモンの分泌を安定化

  • 結果:筋肉の柔軟性アップ+女性ホルモンのバランス改善 → 冷え・生理不順・疲労・ストレスが同時に改善

    筋肉が硬くなることで影響する主な疾患・症状

    運動器系

    • 肩こり・腰痛・首の痛み

      筋肉がこわばり血流が悪くなることで慢性的な痛みに。

    • 変形性関節症・椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症の悪化

      硬い筋肉が関節や椎間板に負担をかける。

    • 四十肩・五十肩

      筋肉の柔軟性低下で可動域が制限。

    神経系

    • 坐骨神経痛・手足のしびれ

      硬くなった筋肉が神経を圧迫。

    • 頭痛(緊張型頭痛)

      首や肩の筋肉の硬直で頭痛が誘発。

    • 顎関節症

      咬筋や側頭筋が硬直して顎に負担。

    循環・代謝系

    • 血行障害・冷え・むくみ

      筋肉のポンプ作用低下で血流・リンパ流が滞る。

    • 動脈硬化や高血圧の悪化因子

      血管の柔軟性低下に影響。

    自律神経・内科系

    • 自律神経失調症

      筋肉のこわばりが交感神経を優位にし、睡眠障害・胃腸不良などへ。

    • 慢性疲労・倦怠感

      酸素・栄養の供給不足で全身がだるくなる。

    精神的な影響

    • 不安・抑うつ症状の悪化

      身体の緊張が心にも影響し、逆にストレスでさらに筋肉が硬くなる悪循環。


    特に注意したい疾患

    • 頸椎症・椎間板ヘルニア → 神経障害に進行する可能性

    • 下肢の血行障害 → 最悪の場合は動脈硬化や血栓リスク

    • 呼吸筋の硬直 → 呼吸が浅くなり心肺機能に影響


    筋肉の硬さは「単なるコリ」ではなく、血流障害や神経圧迫を通して不妊治療・婦人科系疾患・ 運動器疾患・神経疾患・循環器疾患・自律神経の不調 に広く関係してきます。

    新宿加藤鍼灸院整骨院では「不妊治療」だけでなくどこへ行っても治らない疾患を治療してます。