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新宿加藤鍼灸院・整骨院グループブログ

2025.05.13

鍼治療

テーマ:

早く治るスポーツ障害の鍼治療

スポーツ障害に対する鍼治療

スポーツ外傷(Acute Injury)

スポーツ外傷(捻挫、打撲、肉離れ、靱帯損傷)も鍼が有効の場合が多いです。

ご相談時はスポーツ障害・外傷の早期治癒の経験が多い新宿加藤鍼灸院整骨院までご来院ください。

突発的な外力により、瞬間的に発生するケガ。

  • 例:

    • 骨折

    • 脱臼

    • 捻挫

    • 打撲

    • 靭帯損傷(例:前十字靱帯損傷)

  • 原因:

    • 接触プレー(ラグビーやサッカーなど)

    • 転倒やジャンプ着地時の失敗

スポーツ障害(Overuse Injury)

同じ動作の繰り返しなど、慢性的な負荷の蓄積によって生じる障害。

1. 疼痛(とうつう)の緩和

鍼によって筋肉の緊張を緩めたり、神経の興奮を抑えることで痛みを和らげます。エンドルフィン(脳内麻薬様物質)を分泌させる作用もあります。

2. 炎症の軽減

鍼には局所の血流を促進し、炎症物質を除去する働きがあるとされています。

3. 筋肉の回復促進

筋疲労や微細な損傷を修復しやすくするため、トレーニング後や試合後のケアに使われます。

4. 関節可動域の改善

筋肉や腱の柔軟性を高め、関節の動きをスムーズにする効果も期待されます。

鍼治療を受けるタイミング

  • 試合後・練習後のリカバリー

  • 痛みが続く慢性障害への対処

  • 定期的なメンテナンス(予防的ケア)

捻挫の治療には、一般的に安静、冷却、圧迫、挙上を組み合わせた「RICE処置」が推奨されます。その後、炎症が治まった段階で、温熱療法やリハビリテーションを行い、血行促進や機能回復を目指します。

鍼灸治療は、捻挫の痛みや腫れを軽減し、早期回復を促進する効果が期待されています。例えば、鍼やお灸を用いて炎症や疼痛を和らげ、早期の回復を目指すことが可能です。

また、受傷後24時間以内に鍼灸治療や物理療法を受けることで、神経や血流の改善を図り、完治までの時間を短縮できるとされています。

したがって、捻挫の治療において、鍼灸治療を取り入れることで、保存療法のみの場合よりも早期回復が期待できる可能性があります。ただし、捻挫の程度や個々の状況によって適切な治療法は異なるため、専門家と相談の上、最適な治療計画を立てることが重要です。


よくあるスポーツ障害と鍼の適応

スポーツ障害 症状 鍼治療の効果
腱鞘炎(けんしょうえん) 手首・指の痛み 腱の炎症を緩和、血流促進
テニス肘 / ゴルフ肘 肘の外側や内側の痛み 筋・腱の緊張をほぐす
肩のインピンジメント症候群 肩の引っかかりや痛み 炎症緩和、筋バランス調整
ハムストリングス損傷 太ももの裏の痛み・肉離れ 血流改善・再生促進
アキレス腱炎 かかとの痛み 炎症抑制と柔軟性回復
シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎) すねの内側の痛み 筋膜リリース、痛み軽減
ランナー膝(腸脛靭帯炎) 膝の外側の痛み 靭帯の柔軟性向上、フォーム調整
足底筋膜炎 かかとや足裏の痛み 足底のストレッチ、アーチサポート
ジャンパー膝(膝蓋腱炎) 膝前面の痛み 大腿四頭筋の柔軟性改善、負荷軽減

腱鞘炎(手首・指)

目的: 腱の滑走性向上、過緊張の緩和

メニュー:

  • 手首回し(左右に10回ずつ)

  • 指の屈伸運動(グーパーをゆっくり10回)

  • 手首屈筋・伸筋のストレッチ(15秒×3セット)

  • 湿熱療法(タオルを温めて手首に10分)


テニス肘 / ゴルフ肘

目的: 前腕の筋緊張の緩和、再発予防

メニュー:

  • 手のひらを下にして、手首を下げてストレッチ(15秒×3)

  • 握力ボールでの軽い握り運動(10回×2)

  • 前腕のマッサージやフォームローラー


肩のインピンジメント症候群

目的: 筋バランス調整、可動域の回復

メニュー:

  • 肩甲骨の上下・内外運動(10回ずつ)

  • コッドマン体操(振り子運動)

  • チューブを使った外旋筋トレーニング(小さい負荷)


ハムストリングス損傷

目的: 筋の再生促進と柔軟性の回復

メニュー:

  • 座位でのハムストリングスストレッチ(20秒×3セット)

  • ヒップリフト(10回×2セット)

  • 軽いもも裏のマッサージ・アイシング(初期)


アキレス腱炎

目的: アキレス腱の柔軟性回復と炎症抑制

メニュー:

  • ふくらはぎのストレッチ(壁押し・階段使用など 20秒×3)

  • タオルギャザー(足指でタオルを引き寄せる)

  • アイシング(運動後15分)


シンスプリント

目的: 筋膜・骨膜の炎症緩和、下腿の負担軽減

メニュー:

  • スネ内側のマッサージ(手・フォームローラー)

  • ふくらはぎストレッチ(20秒×3)

  • トウレイズ(つま先を上げる運動 10回×3)


ランナー膝(腸脛靭帯炎)

目的: 腸脛靭帯と周囲筋の柔軟性改善

メニュー:

  • ITバンドストレッチ(立位・横に体を傾ける)

  • 大腿筋膜張筋のストレッチ

  • フォームローラーでの外側ももリリース


足底筋膜炎

目的: 足底筋の柔軟性向上、アーチサポート

メニュー:

  • 足底のマッサージ(ゴルフボールやペットボトル)

  • タオルストレッチ(座って足を引き寄せる 15秒×3)

  • アーチ筋トレ(タオルギャザー)


ジャンパー膝(膝蓋腱炎)

目的: 大腿四頭筋の柔軟性と力の調整

メニュー:

  • 大腿前面のストレッチ(片足立ちでかかとをお尻に)

  • クアッドセッティング(膝裏押しつけ 10秒×10回)

  • スクワット(膝に負担の少ない深さで10回×2)