新宿加藤鍼灸院整骨院の独自の「加藤式不妊治療時の体質改善 」で女性ホルモン男性ホルモンが増加する

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新宿加藤鍼灸院・整骨院グループブログ

2025.04.28

鍼治療

テーマ:

筋緊張 → 炎症 → 女性ホルモン・男性ホルモンの減少→不妊・流産


ステップ① 筋緊張による慢性炎症

  • 長期間の筋緊張=慢性微小炎症(サイレントインフラメーション)が続く。

  • この状態だとサイトカイン(炎症性物質、例:IL-6、TNF-α)が血中にじわじわ出る。

ステップ② 慢性炎症がホルモン産生を邪魔する

  • 慢性炎症性サイトカインは、**視床下部・下垂体・性腺軸(HPG軸)**を乱す。

  • つまり、脳が性ホルモン(エストロゲンやテストステロン)を出す指令を弱める。

  • 同時に、副腎も過剰にストレスホルモン(コルチゾール)を出すようになるので、体が「性ホルモン作り」を後回しにする。

ステップ③ 結果、女性ホルモン・男性ホルモンが低下

  • 女性ではエストロゲン低下 → 月経不順、PMS悪化、更年期障害のような症状が早く出る。

  • 男性ではテストステロン低下 → 筋力低下、やる気の低下、うつっぽさ、性機能低下などが出る。


✨ 超ざっくり言うと

「体がずっと筋緊張・炎症モードでいると、“生き延びる”ためにストレス対応を優先し、生殖や回復に使うホルモンを減らしてしまう」ってことです。

筋緊張による炎症は、直接的には**「筋肉の過緊張→微小な損傷→局所の炎症反応」**という流れで起こります。具体的には:不妊不育につながり出産まで至りにくい。


過緊張とは?

→ 筋肉が持続的に収縮してリラックスできず、血流が悪くなった状態。長時間の姿勢保持(デスクワークなど)やストレスでも起こります。

どうして炎症が起きる?

  • 血流が悪くなると酸素や栄養が不足

  • 代謝老廃物がたまる

  • 微小な筋繊維の損傷が起きる

  • これに体が反応して「局所の炎症」(軽い浮腫、痛み、熱感)を引き起こす

代表的な症状

  • 筋肉の硬直、圧痛(押すと痛い)

  • 局所の熱感、腫れ

  • 動かすと痛い(可動域制限)

典型的な疾患や状況

  • 筋筋膜性疼痛症候群(MPS)

    (トリガーポイントと呼ばれる痛みの核ができる)

  • 頚肩腕症候群

    (肩こり、首こりなど)

  • 腰痛症

    (特に筋肉由来の腰痛)


つまり、筋緊張そのものは「炎症」を直接起こすわけではないけど、硬く太くなった筋肉がこすれあい結果的に筋肉が小さな損傷→炎症を引き起こす、というイメージです。

筋緊張からくる炎症とホルモンの関係


筋緊張が起きるとストレス反応が誘発される

  • 体が筋緊張を「ストレス」と認識すると、**視床下部−下垂体−副腎系(HPA軸)**が動きます。

  • これにより**コルチゾール(ストレスホルモン)**が分泌されます。

コルチゾールと炎症の関係

  • 急性のコルチゾール上昇 → 一時的には「抗炎症作用」があります(だからストレス直後はむしろ炎症が抑えられる)。

  • しかし!

  • 慢性的なストレスや筋緊張 → HPA軸が乱れてコルチゾール分泌が異常に。

    • 出すぎると免疫抑制が強すぎて感染しやすくなる。

    • 出なさすぎると、逆に慢性炎症を抑えきれなくなる。

他のホルモンも絡む

  • アドレナリン/ノルアドレナリン(交感神経ホルモン)

    • 筋緊張が高まると、これらが出てさらに血管収縮→血流低下→局所炎症が悪化。

  • セロトニンオキシトシン

    • リラックス系ホルモン。これらが不足すると筋肉もリラックスできず、炎症が鎮まりにくい。

ステップ① 筋緊張による慢性炎症

  • 長期間の筋緊張=慢性微小炎症(サイレントインフラメーション)が続く。

  • この状態だとサイトカイン(炎症性物質、例:IL-6、TNF-α)が血中にじわじわ出る。

ステップ② 慢性炎症がホルモン産生を邪魔する

  • 慢性炎症性サイトカインは、**視床下部・下垂体・性腺軸(HPG軸)**を乱す。

  • つまり、脳が性ホルモン(エストロゲンやテストステロン)を出す指令を弱める。

  • 同時に、副腎も過剰にストレスホルモン(コルチゾール)を出すようになるので、体が「性ホルモン作り」を後回しにする。

ステップ③ 結果、女性ホルモン・男性ホルモンが低下

  • 女性ではエストロゲン低下 → 月経不順、PMS悪化、更年期障害のような症状が早く出る。

  • 男性ではテストステロン低下 → 筋力低下、やる気の低下、うつっぽさ、性機能低下などが出る。


✨ 超ざっくり言うと

「体がずっと筋緊張・炎症モードでいると、“生き延びる”ためにストレス対応を優先し、生殖や回復に使うホルモンを減らしてしまう」→不妊につながる


コルチゾールの筋肉への影響

  1. 筋肉を分解する(カタボリック作用)

    • コルチゾールは筋肉のたんぱく質を分解して、アミノ酸にしてしまう。

    • それを糖新生(糖を作るプロセス)に回して、エネルギーに変えようとする。

    • → 結果:筋肉量が減る(筋萎縮)

  2. 筋肉の修復を邪魔する

    • 通常、トレーニング後などは微小損傷を修復して筋肉が強くなるけど、

    • コルチゾールが高いと**修復シグナル(mTOR経路)**がうまく働かない。

    • → 結果:トレーニングしても筋肉が付きにくい

  3. 血流を悪くする

    • 高コルチゾールは交感神経を刺激して、血管を収縮させる。

    • 血流が悪いと筋肉への栄養供給や老廃物の回収が遅れる。

    • → 結果:筋疲労がたまりやすく、回復が遅い

  4. 炎症を一時抑制するけど、慢性化すると逆効果

    • コルチゾールには本来「抗炎症作用」があるけど、

    • 長期間高い状態だと免疫バランスが崩れ、逆に筋肉に慢性炎症が起きやすくなる。


✨ 超まとめると

慢性ストレスや筋緊張でコルチゾールが高い状態が続くと、筋肉は

  • 痩せる

  • 弱る

  • 疲れる

  • 炎症が残る

    という「悪循環」に入る、ということです。

コルチゾールを下げて筋肉を守る」ためには、

栄養・生活・メンタルケアをバランスよく組み合わせるのがポイントです!


栄養編:コルチゾールを下げる食事

  • たんぱく質をしっかり摂る

     → 筋肉の材料が減るのを防ぐ(魚、鶏むね肉、卵、大豆など)

  • マグネシウムを意識する

     → マグネシウムは副腎をサポートして、コルチゾールの過剰分泌を抑える

     → 例:アーモンド、ほうれん草、バナナ、カカオ(ダークチョコ)

  • ビタミンCをしっかり摂る

     → コルチゾール抑制+抗炎症効果

     → 例:キウイ、パプリカ、ブロッコリー

  • オメガ3脂肪酸を摂る

     → 炎症を抑え、HPA軸のバランスを整える

     → 例:サーモン、イワシ、亜麻仁油

  • カフェイン・砂糖の摂りすぎに注意

     → どちらもコルチゾールを急上昇させるので「控えめに」。


生活習慣編:日常でできること

  • 睡眠をしっかりとる(7〜8時間)

     → 睡眠不足=コルチゾール急上昇。まずここが基本。

  • 朝に太陽光を浴びる(最低15分)

     → 朝日を浴びると「コルチゾールのリズム」が整う。

  • 軽い有酸素運動を取り入れる

     → ウォーキングや軽いジョギングがHPA軸を正常化してくれる。  → ただしハードな運動のやりすぎは逆効果(むしろコルチゾール上がる)。

  • 日中に小休憩をこまめに入れる

     → 1〜2時間ごとに深呼吸・ストレッチで筋緊張をリセット。


メンタルケア編:心の筋肉も守る

  • 瞑想・マインドフルネス

     → たった5分でも副交感神経優位になり、コルチゾールを下げる。

  • 呼吸法(4-7-8呼吸)

     → 4秒吸って、7秒止めて、8秒で吐く。即効でリラックス。

  • 好きなことをする時間を意識的に作る

     → 楽しさや笑いはコルチゾールを自然に下げる「天然の薬」。


✨まとめ

食事・睡眠・軽い運動・リラックスを日常に**「無理なく」**取り入れること。

「頑張る」じゃなく、「いい気持ちでやる」が超大事です。


コルチゾールと筋力低下に関わる代表的な病気

① サルコペニア(加齢性筋肉減少症)

  • 概要

    → 加齢によって筋肉量・筋力が低下し、身体機能が落ちる状態。

  • コルチゾールとの関係

    → 加齢とともにコルチゾールが基礎的に高くなる。

    → 高コルチゾールは筋タンパク質分解を促進筋肉合成を抑制するので、サルコペニアを加速する。

  • 特徴

    → 歩行速度低下、転倒リスク↑、疲れやすさ↑。


② クッシング症候群

  • 概要

    → コルチゾールが病的に過剰な状態(副腎や下垂体の腫瘍などが原因)。

  • コルチゾールとの関係

    → 異常な高コルチゾールにより、筋肉の重度の萎縮が起こる。

  • 特徴

    → 四肢の筋肉が特に痩せ細る(大腿部・上腕など)、中心性肥満(腹部脂肪の増加)、皮膚が薄くなる。


③ 慢性炎症性疾患に伴う筋力低下(リウマチ、COPDなど)

  • 概要

    → 関節リウマチや慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの慢性炎症病態で、筋肉が徐々に減る。

  • コルチゾールとの関係

    → 炎症を抑えるために体がコルチゾールを慢性的に分泌する → 筋肉が減る。

  • 特徴

    → 疲労感、筋力低下、活動量の低下。


④ 慢性ストレス関連の筋力低下

  • 概要

    → 心的ストレス、うつ病、燃え尽き症候群などで筋力低下が起きる。

  • コルチゾールとの関係

    → 慢性的な精神的ストレスがコルチゾール過剰を引き起こし、筋肉をじわじわ削る。

  • 特徴

    → 「やる気が出ない」だけでなく、実際に「体力が落ちる」「疲れやすい」と感じる。


✨ 超まとめ

✔ コルチゾールが高い状態が続くと、筋肉を壊す(カタボリック)方向に体がシフトする

✔ それがサルコペニアや病的な筋萎縮の引き金や加速要因になる。


サイトカイン → ホルモンへの影響マップ

 

サイトカイン名 主な作用 影響を受けるホルモン 結果
IL-6(インターロイキン6) 炎症促進、ストレス応答 コルチゾール↑ 副腎刺激 → コルチゾール過剰分泌
TNF-α(腫瘍壊死因子α) 強力な炎症誘発 インスリン↓、テストステロン↓ インスリン抵抗性↑、筋肉減少
IL-1β(インターロイキン1β) 急性炎症促進 GnRH↓ → エストロゲン・テストステロン↓ 性ホルモン低下(生殖機能低下)
IL-10(インターロイキン10) 抗炎症 コルチゾール調整 コルチゾール分泌を和らげる働きあり
IFN-γ(インターフェロンγ) 細胞性免疫促進 成長ホルモン↓、インスリン様成長因子(IGF-1)↓ 筋肉合成低下、回復遅延
CRP(C反応性タンパク)※間接的 炎症マーカー 直接ホルモンには作用しないが、慢性炎症の指標として関与 間接的にホルモン系全体の乱れを示す

重要ポイントをさらに一歩深掘り

  • IL-6

     → 体が炎症やストレスに反応して急増。副腎を刺激してコルチゾールを大量分泌させる。

     → 慢性になると副腎疲労につながることも。

  • TNF-α

     → インスリンの働きを邪魔する → インスリン抵抗性 → 筋肉や脂肪の代謝異常。

     → 同時にテストステロン抑制するので、筋肉がさらに減る。

  • IL-1β

     → 視床下部に作用して、性ホルモンの元である**GnRH(性腺刺激ホルモン放出ホルモン)**を抑える。

     → これにより、エストロゲンもテストステロンも減少する。

  • IFN-γ

     → 成長ホルモン(GH)やIGF-1を抑えるので、筋修復・再生が遅れる


✨ 要するにまとめると

慢性炎症(サイトカイン↑)=ストレスホルモン↑+性ホルモン↓+代謝ホルモン↓

体が回復も再生もできないモードに陥る


① サイトカインを下げるにはどうしたらいいか(具体策編)

✅ 栄養・食事

  • オメガ3脂肪酸をしっかり摂る

    → 炎症性サイトカイン(IL-6、TNF-α)を減らす。

    → 例:サーモン、イワシ、亜麻仁油、チアシード

  • ポリフェノールを摂る

    → 強力な抗炎症・抗酸化作用。

    → 例:ブルーベリー、カカオ(ダークチョコ)、緑茶

  • 抗炎症スパイスを活用

    → 例:漢方薬、ターメリック(クルクミン)、ショウガ、シナモン

  • 血糖値を安定させる食事を心がける

    → 急な血糖値変動が炎症を引き起こす。

    → 低GI食品中心、食物繊維たっぷり。

✅ 運動

  • 中強度の有酸素運動(週3〜5回) → 例:早歩き、軽いジョギング、サイクリング

  • 短時間の筋トレ(負荷軽めでOK) → 筋肉が炎症性サイトカインを抑えるホルモン(IL-10など)を出す。

✅ 休息・リカバリー

  • 毎日しっかり7時間以上寝る

  • ぬるめのお風呂にゆっくり入る(40℃、15分目安)

  • 鍼・マッサージ・ストレッチで筋緊張を和らげる

✅ メンタルケア

  • 瞑想・深呼吸習慣(1日5分でも)

  • 自然に触れる(森林浴、ビーチウォークなど)

  • 笑う!(笑いでNK細胞↑、炎症↓)


✅ ② サイトカイン暴走を防ぐ「生活習慣チェックリスト」

 

チェック項目 ○ or ✖
朝起きたら自然光を浴びている  
毎日たんぱく質を体重×1.2gは摂れている  
野菜・果物を1日350g以上食べている  
カフェイン・砂糖は控えめにしている  
スマホ・PCを寝る直前まで見ていない  
ストレスを感じたら5分間深呼吸or散歩している