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新宿加藤鍼灸院・整骨院グループブログ
2025.10.01
養生法など
テーマ:
浮腫み(むくみ)
浮腫み(むくみ)は、体の中に余分な水分がたまって皮膚や組織が腫れた状態のことをいいます。
浮腫みの主な原因
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長時間同じ姿勢(立ちっぱなし・座りっぱなし)
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塩分の摂りすぎ(水分保持が強まる)
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冷えや血行不良(下半身に水分が溜まりやすい)
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運動不足(ふくらはぎのポンプ作用が弱まる)
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ホルモンバランスの変化(生理前・妊娠中・更年期など)
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腎臓・心臓・肝臓の病気(体の水分調整機能が落ちる)
一般的なセルフケア
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軽い運動(ウォーキングやストレッチ)
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ふくらはぎのマッサージや足の挙上
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塩分を控える、カリウムを含む食品(バナナ、ほうれん草、アボカドなど)をとる
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体を冷やさない(特に足首を温める)
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弾性ストッキングを使う
注意すべき浮腫み
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朝も夕方もずっと続く
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片足だけに出る
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急に強く出て、痛みや息切れを伴う
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体重が急に増える(1週間で2kg以上など)
→ こうした場合は心臓・腎臓・肝臓の病気や血栓症が隠れていることがあるため、早めに医療機関を受診したほうが安心です。
✅ 浮腫みタイプ別チェック表
次の項目にあてはまる数が多いタイプが、あなたの「むくみの原因タイプ」です。
① 塩分過多タイプ(食生活が原因)
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外食・コンビニ食が多い
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ラーメン・漬物・スナック菓子など塩辛いものが好き
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のどがよく渇く
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水を飲むとすぐ体が重くなる
特徴:全身がぽってりむくむ、朝より夜に強い
対策:減塩、カリウムを含む食品(バナナ・ほうれん草など)をとる
② 冷え・血行不良タイプ
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足先が常に冷たい
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デスクワークや立ち仕事で同じ姿勢が多い
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運動不足で足がだるい
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足を組むクセがある
特徴:下半身中心にむくみ、夕方に靴下の跡がくっきり
対策:軽い運動、足首回し、入浴で温める
③ ホルモンバランスタイプ
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生理前に体重が増える・体が重い
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妊娠中や更年期にむくみやすい
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顔や手指が特にむくむ
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気分の浮き沈みもある
特徴:周期的にむくみが出やすい
対策:生活リズムを整える、体を冷やさない、ストレスケア
④ 内臓機能低下タイプ(要注意)
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朝起きた時からむくんでいる
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顔やまぶたがパンパンになる
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体重が短期間で急に増える
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息切れ・だるさを伴う
特徴:腎臓・心臓・肝臓の病気が隠れていることも
対策:早めに医療機関を受診
内臓が原因のむくみの特徴
1. 腎臓由来のむくみ
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特徴
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朝、顔やまぶたがパンパンにむくむ
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体全体がふわっと腫れる感じ
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尿の量が少ない/泡立つ
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血圧が高くなることも多い
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代表的な病気:慢性腎炎、ネフローゼ症候群、慢性腎不全など
2. 心臓由来のむくみ
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特徴
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夕方〜夜にかけて、両足首〜ふくらはぎがむくむ
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横になると息苦しい/夜中に呼吸が苦しくて起きる
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動くとすぐに息切れする
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体重がすぐ増える(体に水がたまるため)
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代表的な病気:心不全、心臓弁膜症、不整脈など
3. 肝臓由来のむくみ
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特徴
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お腹が張る(腹水がたまる)
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足のむくみが長く続く
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だるさ・疲れやすさが強い
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黄疸(皮膚や白目が黄色っぽい)を伴うことも
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代表的な病気:肝硬変、肝炎、肝がんなど
見分けのポイント
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朝の顔むくみ → 腎臓
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夕方の足むくみ+息切れ → 心臓
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全身のむくみ+腹水 → 肝臓
糖尿病が原因のむくみ
1. 糖尿病性腎症によるむくみ
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糖尿病の合併症の代表格
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高血糖が続くことで腎臓の糸球体が壊れ、尿でたんぱくが漏れる
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体に水分がたまりやすくなり、むくみが出る
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特徴:顔(特にまぶた)、足、全身がふわっとむくむ
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サイン:尿が泡立つ、尿量の変化、血圧上昇
2. 糖尿病による動脈硬化・心臓病からのむくみ
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糖尿病は動脈硬化を進めやすい
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心筋梗塞や心不全を合併すると、下肢のむくみや息切れが出やすい
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特徴:夕方に足がパンパン、体重増加、呼吸が苦しい
3. 糖尿病による末梢神経障害・血流障害
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神経障害や血管障害により、足の血流やリンパの流れが悪くなる
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特徴:足首・ふくらはぎのむくみ、冷え、しびれを伴うことも
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傷や感染が治りにくく、むくみが悪化するケースあり
4. インスリン治療によるむくみ
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インスリンを開始した直後に、一時的に体が水分をため込みやすくなることがある
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通常は数週間で落ち着くが、強く出る場合は主治医に相談
糖尿病由来のむくみの見分け方
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朝から全身がむくむ → 腎症のサイン
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足だけ夕方にむくむ+息切れ → 心不全の可能性
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足の冷え・しびれ・むくみ → 血流障害のサイン
糖尿病のむくみ:西洋医学と東洋医学のケア法一覧
視点 主な原因 ケア・治療法 西洋医学(現代医学) – 腎症による水分排泄低下
– 心不全による血液うっ滞
– 血流障害(末梢動脈疾患)
– 薬の副作用– 血糖コントロール(食事・運動・薬物療法)
– 腎症:減塩・たんぱく質制限・利尿薬
– 心不全:利尿薬・心臓保護薬(ACE阻害薬など)
– 血流障害:抗血小板薬・運動療法
– 薬の副作用:主治医と薬の調整東洋医学(鍼灸・漢方) – 気血水の巡りの乱れ
– 脾(消化吸収)、腎(水分代謝)、心(循環)の働きの低下– 鍼灸:足三里・三陰交・陰陵泉などで血流と水分代謝を改善
– 漢方薬:五苓散(余分な水をさばく)、真武湯(冷えとむくみ)、防已黄耆湯(だるさを伴うむくみ)など
– 生活養生:冷たい飲食を控える、適度に体を温める、下肢の血流を促す運動むくみ(浮腫)は薬の副作用としてよく見られ、原因は主に血管透過性の変化、水分保持、ホルモン変動などです。以下に代表的な薬をまとめます。
1️⃣ 心臓・血管系の薬
薬の種類 代表薬 しやすいむくみの特徴 カルシウム拮抗薬(降圧薬) アムロジピン、ニフェジピン 足首や足のむくみが出やすい β遮断薬 メトプロロール、ビソプロロール 血流低下により軽度のむくみ 血管拡張薬 ニトログリセリン、ヒドララジン 血管拡張による末梢浮腫
2️⃣ ホルモン薬
薬の種類 代表薬 特徴 ステロイド(副腎皮質ホルモン) プレドニゾロン、デキサメタゾン 全身性むくみ、顔や手足の浮腫 女性ホルモン(経口避妊薬・HRT) エストロゲン含有薬 水分保持による足や顔のむくみ 抗利尿ホルモン作用薬 デスモプレシン 水分貯留による浮腫
3️⃣ 糖尿病薬
薬の種類 代表薬 特徴 チアゾリジン系(ピオグリタゾン、ロシグリタゾン) 末梢浮腫、体重増加 特に心不全患者で悪化リスクあり
4️⃣ 抗炎症・抗リウマチ薬
薬の種類 代表薬 特徴 NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬) ロキソプロフェン、イブプロフェン 腎臓の水分排泄抑制で浮腫 チクロピジン、メトトレキサートなど一部抗リウマチ薬 — 炎症による血管透過性変化で浮腫
5️⃣ 抗うつ薬・抗精神病薬
薬の種類 代表薬 特徴 三環系抗うつ薬 アミトリプチリン 水分保持による浮腫 抗精神病薬(非定型) クロザピン、オランザピン 体重増加・浮腫 浮腫み(むくみ)しびれが気になったら新宿加藤鍼灸院整骨院にご相談ください。
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