1. ホルモンバランスの乱れ
影響:排卵障害や月経不順の原因に。
対策:ストレスの軽減、規則正しい生活、適度な運動。
2. 子宮内膜症
影響:卵管の癒着、排卵障害、受精障害。
対策:子宮内膜が薄くなる薬剤を使わない。
3. 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)
影響:排卵がうまくいかない、月経が不順。
対策:食生活の見直し(低GI食品中心)、減量、排卵誘発剤の使用など。
4. 甲状腺機能異常
影響:流産や不妊のリスク上昇。
対策:血液検査での定期的なチェック、必要に応じて薬物治療。
5. 性感染症(クラミジアなど)
影響:卵管閉塞や骨盤内炎症による不妊。
対策:定期的な検査と予防的な性行為管理。
6.卵巣嚢腫
影響:一部の卵巣嚢腫はホルモン分泌に影響を与えることがあります。
対策:薬の副作用の報告が多いので、副作用のある薬剤を控える。
影響:ホルモン異常、排卵障害、男性側の精子異常。
対策:バランスの取れた食事、運動、医師の指導による治療。
症状や疾患を減らすためのライフスタイル改善
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筋肉の緊張を取り、体温を上げる鍼と漢方を取り入れる
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栄養バランスを整えた食事
ビタミンD、葉酸、鉄、亜鉛、オメガ3脂肪酸などが妊活に◎
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質の良い睡眠
睡眠不足はホルモンバランスの乱れにつながる
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ストレスケア
ヨガ、瞑想、カウンセリングも効果的
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禁煙・節酒
これらは妊娠率を下げる要因。男性にも重要!
◎筋肉の緊張で炎症がおきます。
炎症があるとプロゲステロン(黄体ホルモン)がコルチゾール(副腎皮質ホルモン)に変わるので(下図)
プロゲステロンとテストステロン、エストラジオールが減少します⇒体温が下がり、子宮内膜が薄くなり受精卵が着床しにくくなります。また男性の精子が少なくなります。
【プレグネノロンの代謝経路:簡略図解】
重要ポイント:
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P450scc(シトクロムP450 サイドチェーン開裂酵素):コレステロールからプレグネノロンを合成。
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3β-HSD:ヒドロキシステロイド脱水素酵素。プレグネノロンをプロゲステロンに変換。
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CYP17(17α-ヒドロキシラーゼ):プレグネノロンに水酸基を導入して、性ホルモン経路へ。
プレグネノロンとは?
体内での必要量(内因性)
※これはあくまで血中濃度であり、「どれだけ使われるか」はホルモンバランスの状態やストレス、年齢、性別によって変わります。