新宿加藤鍼灸院整骨院の独自の「加藤式不妊治療時の体質改善 」で女性ホルモン男性ホルモンが増加する

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新宿加藤鍼灸院・整骨院グループブログ

2025.04.26

養生法など

テーマ:

鍼と漢方薬で改善される症状や疾患

 妊活に影響する主な症状・疾患

1. ホルモンバランスの乱れ

影響:排卵障害や月経不順の原因に。

対策:ストレスの軽減、規則正しい生活、適度な運動。

2. 子宮内膜症

影響:卵管の癒着、排卵障害、受精障害。

対策:子宮内膜が薄くなる薬剤を使わない。

3. 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)

影響:排卵がうまくいかない、月経が不順。

対策:食生活の見直し(低GI食品中心)、減量、排卵誘発剤の使用など。

4. 甲状腺機能異常

影響:流産や不妊のリスク上昇。

対策:血液検査での定期的なチェック、必要に応じて薬物治療。

5. 性感染症(クラミジアなど)

影響:卵管閉塞や骨盤内炎症による不妊。

対策:定期的な検査と予防的な性行為管理。

6.卵巣嚢腫

影響:一部の卵巣嚢腫はホルモン分泌に影響を与えることがあります。

対策:薬の副作用の報告が多いので、副作用のある薬剤を控える。

7生活習慣病(肥満・糖尿病など)

影響:ホルモン異常、排卵障害、男性側の精子異常。

対策:バランスの取れた食事、運動、医師の指導による治療。


 症状や疾患を減らすためのライフスタイル改善

  1. 筋肉の緊張を取り、体温を上げる鍼と漢方を取り入れる

  2. 栄養バランスを整えた食事

    ビタミンD、葉酸、鉄、亜鉛、オメガ3脂肪酸などが妊活に◎

  3. 質の良い睡眠

    睡眠不足はホルモンバランスの乱れにつながる

  4. ストレスケア

    ヨガ、瞑想、カウンセリングも効果的

  5. 禁煙・節酒

    これらは妊娠率を下げる要因。男性にも重要!

     

    ◎筋肉の緊張で炎症がおきます。

    炎症があるとプロゲステロン(黄体ホルモン)がコルチゾール(副腎皮質ホルモン)に変わるので(下図)

     プロゲステロンとテストステロン、エストラジオールが減少します⇒体温が下がり、子宮内膜が薄くなり受精卵が着床しにくくなります。また男性の精子が少なくなります。

     

    【プレグネノロンの代謝経路:簡略図解】

     
    コレステロール
    ↓(P450scc)
    プレグネノロン
    ├──→ プロゲステロン(3β-HSD)
    │ ├──→ アルドステロン(鉱質コルチコイド経路)
    │ └──→ コルチゾール(糖質コルチコイド経路)

    └──→ 17α-ヒドロキシプレグネノロン(CYP17)
    ├──→ 17α-ヒドロキシプロゲステロン(3β-HSD)
    │ └──→ アンドロステンジオン → テストステロン → エストラジオール

    └──→ DHEA(デヒドロエピアンドロステロン)
    └──→ アンドロステンジオン → テストステロン → エストラジオール

    重要ポイント:

    • P450scc(シトクロムP450 サイドチェーン開裂酵素):コレステロールからプレグネノロンを合成。

    • 3β-HSD:ヒドロキシステロイド脱水素酵素。プレグネノロンをプロゲステロンに変換。

    • CYP17(17α-ヒドロキシラーゼ):プレグネノロンに水酸基を導入して、性ホルモン経路へ。

    プレグネノロンとは?

    • コレステロールから作られるステロイドホルモンの最初の前駆体。

    • ここから以下のホルモンに分岐します:

      • 副腎皮質ホルモン(コルチゾール、アルドステロンなど)

      • 性ホルモン(プロゲステロン → テストステロン、エストロゲンなど)


    体内での必要量(内因性)

    • プレグネノロンの体内合成は、基本的には自律的にコントロールされています。

    • 健常な人の血中濃度(参考範囲):

      • 成人男性:30~300 ng/dL程度

      • 成人女性:30~350 ng/dL程度(閉経後は減少)

    ※これはあくまで血中濃度であり、「どれだけ使われるか」はホルモンバランスの状態やストレス、年齢、性別によって変わります。